がんばる先生たちの研修の様子」カテゴリーアーカイブ

8月1日 外国語活動に関する講演会 「教科化に向けての新しい英語指導法を学ぶ」

 8月1日(水)には、魚津地区教育センター協業講演会が開かれました。今回は、東京学芸大学 教授粕谷恭子先生をお招きして、「外国語活動に関する講演会」が行われました。
「新学習指導要領に応じたこれからの英語指導は、どうあるべきか。」
粕谷先生には、今、現場の先生方にとって一番の不安となっている点に焦点を当てて講演していただきました。
講演の中では、「聞きたい・読みたい・話したい・書きたい」といった子供たちの心と思いを中心とした授業づくりに心がけること」「子供に力を付けるための技能指導の順序」「英語教育の基盤となる音声経験の重要性」「意味と音を結びつけやすい話題・題材・場面状況づくり」「従来のゲームから意味のある活動への転換」「担任は、授業・子供を守る人」等といった内容を、実践を交えて的確に示唆いただきました。
受講者からの感想には、「音声言語がどれだけ重要かが分かりました。音をシャワーのように聴かせることで、発話につながって行くのだと痛感しました。」「言葉に命を吹き込むことの大切さを教えていただきました。本来の生きている文脈の中で、子供が英語を遣う活動がとても重要だと感じました。」といった新しい見方考え方に気付かされたという意見が多く聞かれました。
道徳科、外国語科、プログラミング教育等、戦後最大の教育改革がもう始まっています。
新しい時代に対応した教育が求められる中、私たち教員もこういった生きた研修を行い、それをヒントに新しい資質・能力を育てる指導法を共同研究と協働実践で切り開いていきましょう。

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7月27日 さみさと小学校校内研修会 「協同的な学び合い」

 7月27日(金)には、朝日町立さみさと小学校の校内研修会に参加いたしました。
 今年度も、上越教育大学教職大学院 准教授 阿部孝之先生をお招きして、「協同的な学び合い」についてご教示いただきました。

 講演会の中では、「主体的な授業をつくるための条件は、子供に裁量権があること」「学び合いの主体は子供であるから、目標-学習-評価の一体化を図るべきであること」「ゲーミフィケーションを授業にうまく取り入れることが重要であること」「教師がファシリテーターとなって、子供たち主体の活動中心の授業を作り出すこと」等、具体的な授業事例を基に教えていただきました。

 8月23日には、朝教セ主催の授業力アップ研修会「仲間に学ぶ」が開かれます。この研修会の講師あさひ野小学校の水島先生は、内地留学で阿部先生の元で学んでこられた内容を伝達してくださります。今日の研修会と同様、内容の濃い実践的な研修になると思います。ぜひ、ふるってご参加ください。

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7月26日 魚津地区教育センター協業「生徒指導に関する講演会」

 夏季休業日に入りました。7月26日(木)に魚教セ主催の「生徒指導に関する講演会」がありました。

 今年度の講師は、兵庫県立大学環境人間学部 准教授 竹内 和雄先生をお招きし、「スマホ時代の子供たちのために」という演題の下、ネットを利用する子供たちの現状と対応法についてご講演いただきました。この講演会の開催にあたり、富山県教育委員会、総務省北陸総合通信局、北陸情報通信協議会にも共催していただきました。

 竹内氏は、現在、子供たちの間ではやっているオンラインゲームや、コミュニケーションアプリ、出会い系のアプリ等について魅力と危険性について紹介してくださいました。その上で「ネットトラブルは、心の問題。教師として、親として相談できる人になることが大事。」「子どもの自律的なネットルール作りが大切。標語づくりやキャッチフレーズづくりも有効。中学生から小学生への先輩律も効果がある。」「まずは大人がつながること。県警や消費者センター、また私たち専門家に早期に相談するとよい。」といった具体的な対応策まで教えてくださいました。

 

 

 

 
 大人として、このネット社会にどう関わっていくか、この社会しか知らない子供たちにどう接するか、子供たちとの垣根をどう埋め、どう信頼関係を築くか・・・。この問題に対して、真剣に向き合っていくことが、今の大人(教師・保護者等)に求められているのだと感じました。

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7月12日 情報教育研究調査員会でプログラミング研修を考える

 7月12日木曜日には、第3回情報教育研究調査員会を開きました。この会では、8月3日に行われる「情報教育研修会」の内容について話し合いました。
 今年度の研修内容は、今児童生徒に必要とされている資質・能力「プログラミング的思考力」を育てる方法についてです。
 朝日中学校の提案では、アンプラグドによるプログラミングの活用方法について検討しました。また、さみさと小学校からの提案では、ビジュアルプログラミングとして文科省から出ている「プログラミン」、フィジカルプログラミングとして「SPARK+」を実践し、どんな研修方法を組めばよいかについて話し合いました。
 今回の研修会での検討を基に、研修内容を練り直し、8月2日のリハーサルを経て、研修会を迎えたいと思います。
 皆様、ふるってご参加ください。

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7月10日 郷土研修会に向けての調査員研修

 8月9日に行われる郷土教育研修会「郷土に学ぶ」に向けて、調査員による研修会を行いました。講師は、朝日町教育委員会 学芸員 久保 貴志氏をお招きして、「朝日町の地質・化石から学ぶ」と題して行われました。
 研修会では、笹川の地層の変化、宮崎の地層の成り立ち、市振の地層について学術的な見解と小中学校向けの教材化に向けてのヒントを教えていただきました。
 調査員は、熱心に説明を聞いた上で、疑問点を積極的に質問している姿が多く見られました。
 当日は、調査員が講師となり、児童生徒向けの教材提案を含めた説明を行う予定です。ぜひ、皆様ふるってご参加ください。

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7月5日 全国学テの特徴的な問題を分析する

 7月5日(木)に第1回学力向上推進委員会が開かれました。今年度は、全国学力学習状況調査において、理科も対象教科となっていたため理科部会の委員の方も参加していただいての会となりました。
 委員会では、「あさひスタンダード(統一した学習規律)の定着」「授業改善の意識化を図るアンケートの実施」「全国学テの分析を基にした具体的な授業改善例の提示(リーフレットの作成)」を3つの活動の軸として取り組んでいくことに決まりました。
 後半には、全国学力学習状況調査「特徴的な問題」を基に、本町の児童生徒の実態を踏まえて「必要とされる力とその手立て」について各教科ごとに話し合いました。どの教科部会も、教科の専門性や小中の系統性を考慮しながら、今の児童生徒に身に付けてほしい力と教師ができる工夫・手立ての案等を具体的に挙げていただきました。短時間で、中身の濃い話合いとなりました。
 結びに、梅澤委員長は「この委員会を通して委員の先生方自身が資質を向上していただき、それを各校で広め、児童生徒に還元してもらうことが、真の目的であること」を確認されました。

 7月末に、今年度の全国学テの結果が出ます。しかし、真の目的はその点数ではなく、その結果を一つの参考に、授業改善を図り、よりよい学習活動を児童生徒に提供すること。そして、学校教育活動を通して、一人一人に「未来を切り開く力・生きる力」といった資質・能力を身に付けてもらうことであることを忘れてはならないと思います。

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6月27日 先行実施された外国語活動の在り方を探る

 6月27日(水)に第1回朝日町外国語活動研修会が開かれました。
この研修会には、昨年度から継続的にご指導いただいている東部教育事務所 指導課 指導主事 團 千加子先生をお招きし、小学校の先生方だけでなく、中学校の担当教諭、ALT、JTEも参加して行われました。
研修内容は、「『We Can 』を活用した指導の在り方をワークショップ形式で学ぶ」をテーマに、①前年度までの研修の振り返りと教科化に向けての準備段階における留意点、②小グループによる「We Can 1 Unit5」の単元構想づくりの2点でした。

①の研修では、團先生のプレゼンテーションを見ながら、外国語活動から中学英語までに大切にしたい指導の重点について丁寧な説明を伺いました。移行期間中の段階的な指導内容の追加や、新教材「We Can」の活用法等についても教えていただきました。

②の研修では、秋に公開授業を行う単元「We Can 1 Unit5」の構想づくりを実際にチャレンジしました。県から示されている単元指導計画例を基にどうアレンジすれば、子供たちが英語と慣れ親しみ、生き生きと活動できるかという目的をもって考えました。グループごとの話合いの中からは、子供たちの実態を踏まえた様々なアイディアがあふれ出てきて、実践に活用するためのヒントがたくさんありました。

コミュニケーション力を付けるためには、「読むこと・書くこと」の前に、「楽しむ・慣れ親しむ・気付く」こと、そして「伝えたいという願い・目的をもつ」ということが大切だということを改めて学びました。

 

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7月3日 朝日中学校の素晴らしい伝統と挑戦 支援型訪問研修

 
 7月3日火曜日に、 朝日中学校の支援型訪問研修がありました。
朝、中学校に向かうと、灼熱の太陽に照らされた白く美しい校舎と玄関前にある色とりどりの草花が私たちを温かく迎えてくれました。
 校舎の中に、一歩踏み入れると、生徒と教師が一緒に磨き上げたピカピカの床や、生徒たちのはきはきとしたさわやかな挨拶に感心しました。
 今年度、朝日中学校の研究主題は、「主体的に学び、自らの考えを生き生きと表現する生徒の育成」です。
 公開授業では、その教育実践の経過を参観させていただきました。2年生では、「細胞壁の役割」をグループで探る理科、問題解決学習に果敢に挑戦する社会科、ビブリオトークバトルで表現力を伸ばす国語科、関数の系統性を大切に指導している数学科、そしてVTRやカード教材等を巧みに活用し、英語を遣って対話する力を高めようと工夫された英語科の授業を観ました。どの授業も、生徒が生き生きと自分の考えを表現できる環境を保障されていました。
 表現力を高めるには・・・。
 「自分の考えや意見を伝えたい。聞いてくれてうれしい。伝え合ってよかった。」という気持ちが湧きあがるような日々の授業実践を積み重ねていくことが大切です。
 今日の訪問研修を通して、生徒の表現を高めてあげたいという願いを、教師全員がもち、同じベクトルで研究に取り組んでおられる様子を拝見し、「教師集団としての熱意とまとまりの大切さ」を改めて学ばせていただきました。ありがとうございました。

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6月26日 さみさと小支援型訪問研修 「学び合う集団づくり」

 6月26日(火)にさみさと小学校で支援型訪問研修がありました。
 晴天の中、草花に覆われた明るい校舎の扉をあけると、元気いっぱいの子供たちの挨拶のシャワーを浴び、清々しい気持ちで訪問が始まりました。

 初めに、オリエンテーションでは、H30年度の学校運営の重点と近況について詳しく説明していただきました。その後、2年生道徳科の授業と5年生の国語科の授業を公開されました。
 私がまず驚き感銘を受けたことは、ベテランの先生が新しい教科「特別の教科 道徳」に、2年目の新しい先生が難しい国語科の単元に積極的にチャレンジし、代表として授業公開されていることです。ここに、さみさと小学校の学び続ける教師集団としての素晴らしさを感じました。
 2年生の道徳科の授業は、指導の重点にも挙げられている「指導方法の工夫」をありとあらゆる方法で挑戦されていることに感心しました。ホワイトボードを使った紙芝居風の範読、ストーリーにはない野菜を問う発問の工夫、ペープサートを使って自分の思いを伝える役割演技、自分の学んだことをじっくりと振り返るためのワークシート、今日学んだことを学級活動の標語づくりに活用する横断的な学習等、素晴らしい手立てがたくさん準備されていました。これによって、子供全員が授業にどっぷりと入り込み、トリオでも全体でも自分の思いを周りに丁寧に伝えていました。その姿から、「もっと学びたい。」「自分の考えを伝えたい。」そんな意欲的な姿がたくさん見られました。

「この姿は、なぜ生まれるのか。」

 それは、部会研修会の姿を見て理由が分かりました。さみさと小の教員集団が常に学び合っているからです。研修会中も、授業の手立ての効果、多角的・多面的に考える力を育てる方法、公平・公正の道徳的価値を深い理解等を一人一人の変容を根拠に研究されていました。この様子から、子供たちはまさに「教師の背中」を見て育っているのだと確信しました。
 10月に2回目の訪問研修を予定しております。その時、子供たちも先生方もさらにどんな「学び合う集団」に高まっておられるか、今から期待で胸がいっぱいになっております。本日は、素晴らしい実践を見せていただきまことにありがとうございました。

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6月22日 教師として誠実に向き合う目を確認できた朝日町小中教育講演会

 6月22日(金)に「朝日町小中学校教育講演会」を開催いたしました。
 朝日町では、教員としての指導力を養い、資質の向上を図ることをねらいとして、毎年「朝日町小中学校教育講演会」を開催しておりま
す。今年度は埼玉大学 教育学部 教育学講座 准教授 北田佳子先生をお招きしたところ、たくさんの参加をいただくことができました。ありがとうございました。

 

 

 北田先生には、「これからの学校を担う教師像」を演題に、主体的・対話的で協働的な学習の効果や重要性、最も誠実でありたい児童生徒の多面的な見方と必要な支援について、実際の授業映像を基にお話を聴くことができました。
 今回の講演会の参加者からは、「学習とは、『人生』というフィールドで考える必要があるということに感銘を受けました。」「誰に対しての誠実さを優先すべきなのかをよく考えることができました。これからは、生徒のために生きた時間を生み出していけるよう意識していきたいです。」等、大変参考になったという声がたくさん聞かれました。
 北田先生は、帰りの車中で、「先生方が、今後今までとは違った角度から児童生徒を見て支援をしていこうと思われたり、思い切って一斉指導から協働的な学習への転換にチャレンジしていただいたりしてもらえたら嬉しいです。」と朝日町の学校教育の充実と先生方の活躍を願っておられました。

「私たち朝日町の教職員集団ならできる。」

 そんな強い気持ちをもって、子供たちのためにチャレンジしていきましょう。

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