8月4日(金)
今年度は、郷土教育教材開発研究調査員会に地域学校活動推進員の水野瑠美子さんに参加いただき、「朝日町の自然、文化、歴史を学び、ふるさと教育の推進を図る」ことをねらいとして、あさひ野校区を中心としたコースを巡りました。大変暑い日でしたが、参加された先生方は、講師の方々のお話を「授業でどのように生かすことができるか」という視点をもちながら熱心に聞いている様子でした。
8月4日(金)
今年度は、郷土教育教材開発研究調査員会に地域学校活動推進員の水野瑠美子さんに参加いただき、「朝日町の自然、文化、歴史を学び、ふるさと教育の推進を図る」ことをねらいとして、あさひ野校区を中心としたコースを巡りました。大変暑い日でしたが、参加された先生方は、講師の方々のお話を「授業でどのように生かすことができるか」という視点をもちながら熱心に聞いている様子でした。
郷土教育教材開発研究調査員会では、朝日町の郷土教育教材を発掘し、積極的に活用し、広めていくことを目的に、「郷土教育教材研究発表会」を開催しました。
調査員の皆さんから、それぞれ郷土教育教材のよさや活用方法、授業実践の結果等について研究発表をしていただきました。発表の内容は次の通りです。
①大家庄の大型ビニールハウス栽培について ②舟川の桜を守る活動、チューリップ栽培、伝統工芸について ③森群平氏を教材とした道徳授業の実践について ④朝日中学校と郷土教育について
私たち自身が改めて朝日町のよさを知り、郷土教育教材の活用に可能性に気付くことができました。郷土教育教材を活用する意義を改めて確認し、実践への意欲を持つことができる研修会となりました。
今回の発表に関する郷土教育教材の資料等は教育センターにありますので、ぜひご活用ください。
10月25日(金)さみさと小学校にて、郷土教育教材開発研究調査員による郷土教材を活用した授業を行いました。教材は「森 群平」です。先日、まいぶんKANで展覧会が開かれていました。朝日町で生涯を通して地質学を学び続けた方です。道徳の教材として授業研究を行いました。主題は「未知を追い求める」(真理の探究)として授業を行いました。
学芸員の久保貴志さんをゲストティーターとして迎え、森群平氏の功績、生涯にわたり学ぼうとする姿勢等について話をしていただきました。また、森氏が発見し、森氏の名前がついている古代植物の化石や森氏が東京大学に送ったことで研究が始められるきっかけとなったアンモナイトの化石、森氏の残したノート等、貴重な実物を見せてもらうこともできました。
子供たちは、本物に触れ、森氏の生き方に触れることで、真理を追究することの意義を考えることができたようです。郷土の先人の生き方に学ぶよい機会となりました。
8月7日(水)、郷土教育教材開発研究調査員会が教材開発のために毎年行っている現地学習会が開催されました。今年は、「朝日町の伝統工芸、農業、自然を学ぶ」をテーマに行いました。今はただ1件となった朝日町の鍛治屋、大久保中秋さんを訪ねました。日本で最高齢の鍛冶職人です。泊鉈を作っていらっしゃいます。次に、舟川桜並木保存会の山崎久夫さんを訪ねました。舟川の桜を守り、より皆さんに楽しんでいただけるように工夫をしていらっしゃいます。また、アート米の取り組み、チューリップ栽培(チュリストやまざき)についてもお話しを伺いました。そして、大型ビニールハウスでの野菜や花の栽培をしていらっしゃる藤田実さんを訪ねました。奥様から栽培の苦労や喜びについてお話しを伺いました。今回訪ねた匠の皆さんの仕事ぶりは感慨深いものがありました。また、朝日町の特色を生かした産業、伝統文化を知ることができ、このことは、広く先生方、児童生徒に伝えていきたいと感じました。
教材として活用できるのではないかと思います。センターに資料がありますのでぜひお声がけください。
7月9日、第2回郷土教育教材開発研究調査員会が行われました。今回は、8月7日に行われる現地学習会の準備のため、現地学習会に訪れるところの事前調査をしました。「朝日町の伝統工芸、農業、自然に学ぶ」をテーマとした現地学習会。朝日町には数々の郷土教材がありそうです。今回の事前調査で改めて、教材化できるとおもしろいだろうなと考えました。現地学習会に参加されるみなさん、お楽しみに!
1月11日(金)に今年度最後の郷土教育教材開発研究調査員会が開かれました。今年度の郷土教育教材開発研究調査員会は、夏季休業中に行った「郷土に学ぶ」現地学習会の企画運営を始め、郷土教材資料「わたしたちの朝日町」等の改訂、今年度初めて行った郷土教材の活用を促す「郷土教育教材研究発表会」等、多岐にわたって活動してまいりました。
調査員会の協議では、今年度の成果と課題について話し合った後に、来年度の方針について活発に議論されました。その中で、現地学習会の特別講師の選定や運営の在り方、郷土教育教材研究発表会の継続、新しい郷土教材の開発について検討することができました。
調査員の意見の中には、「郷土教育教材研究発表会を新しく始め、成果を挙げているのだから続けていくべきである」「働き方改革が叫ばれるが、調査員になったからには自分の教師力を向上するために、少し負荷がかかってでも質のよい活動を行っていく必要がある」といった声が聞かれ、調査員の強い責任感が感じられました。
「郷土を愛する心を育むためには、まず教師が郷土のよさを知ること・感じることが大切である」
そのために、来年度はさらに郷土教育教材研究調査員会の活動を有意義なものにしていきたいと思います。
郷土教育教材開発研究調査員会では、今までの先輩方がつくられてきた郷土教材を知らない教員に広め、積極的に活用していくことを目的に、今年度初めて「郷土教育教材研究発表会」を開催いたしました。
まず、参加者に「朝日町に関する教材の活用例」の冊子が配られました。調査員の皆さんは、その中の郷土教材のよさや活用方法、授業実践の結果をプレゼンテーションしてくださいました。発表の内容は、以下のものでした
① チューリップ栽培(山下調査員) ② 朝日町の地図利用(井田調査員)
③ 舟川新の耕地整理(中嶋調査員) ④ 朝日町の民話の利用(上野調査員)
その他の郷土資料についても紹介し、資料の存在や活用法について知っていただくことができました。
受講者からは、「郷土教育は、教科書だけでは感じられない学びや心情の成長が得られるなあと思います。普段なかなか教材研究することが難しいですが、こういった例を示していただけると参考になってとてもよいと思います。」「私がかつて調査員として編集した郷土資料を活用してくださることはとても嬉しいです。地域を愛する、地域を大切にする心を育む一つのきっかけになれば…と思います。」といった郷土教材のよさを感じていただけ体験が多く聞かれました
「郷土教材を扱うことで、児童生徒だけでなく、教員自身にも地域を知る、地域とつながる、郷土を愛するきっかけとなると思います。ぜひこの素晴らしい教材を各校で積極的に広め、活用してほしいと思います。」そんな委員長や調査員の言葉からも、郷土教材を取り扱う意義を改めて確認し、実践への意欲をかき立てるきっかけとなった素晴らしい研修会でした。
8月9日(木)に朝日町現地学習会「郷土に学ぶ」を開講いたしました。この研修会は、町の郷土教育教材開発研究調査員会が中心となって、地域の歴史・文化への理解を深めるために、郷土の史跡や施設等の見学や体験活動を行うもので、毎年開催されている朝日町の特徴的な研修です。
今年度は、「郷土の地質・化石について学ぶ」というテーマの下、特別講師に朝日町教育委員会 学芸員 久保 貴志 氏をお招きして調査員とともにご教示いただきました。
研修では、笹川地区の岩石の変化や、鹿嶋神社の溶岩流からできた地層を観察しながら、東アジアでは珍しい地層の存在や日本列島の成り立ちについて学習しました。 また、大平地区・市振地区の地層の観察の仕方や境川河口での化石発掘の仕方等、実際に子供たちにどう学習させたらよいかという具体的な提案を調査員の方からいただきました。
参加者からは、「朝日町は、地層の宝庫であると聞いて、ここで働くことに誇りをもちました。」「地層観察も化石掘りも実際に見て、聞いて、体験できて本当によかったです。久保先生の熱弁もすごくて、興味がそそられ、私も調べてみたいと思いました。」「久保さんのメッセージ「理科を通して生命の尊さを教える。」ぜひ子供たちに伝えていきたいです。」といった感想がありました。
最後に長谷川委員長がこうおっしゃいました。
「今日の研修で学んだことを、ぜひ朝日町の子供たちに体験させてほしい。伝えてやってほしい。それが、朝日町を愛する心豊かな子どもの育成につながるはず。ぜひお願いします。」
子供たちが、郷土のよさを感じるためには、私たち教師がその良さを知ることが大切だと改めて感じる素晴らしい研修会でした。
8月9日に行われる郷土教育研修会「郷土に学ぶ」に向けて、調査員による研修会を行いました。講師は、朝日町教育委員会 学芸員 久保 貴志氏をお招きして、「朝日町の地質・化石から学ぶ」と題して行われました。
研修会では、笹川の地層の変化、宮崎の地層の成り立ち、市振の地層について学術的な見解と小中学校向けの教材化に向けてのヒントを教えていただきました。
調査員は、熱心に説明を聞いた上で、疑問点を積極的に質問している姿が多く見られました。
当日は、調査員が講師となり、児童生徒向けの教材提案を含めた説明を行う予定です。ぜひ、皆様ふるってご参加ください。
平成30年度第1回合同調査員会が行われました。
木村所長の挨拶では、「新学習指導要領完全実施に向けての準備の必要性」「教員の多忙化解消への働き方改革の案づくり」「郷土教育・情報教育の重要性」について話されました。
その後、2部会に分かれて今年度の年間計画を立てました。
郷土教育教材開発研究調査委員会では、「境川の地質についての現地学習会」、「郷土教材の研究発表会」の計画案を出し、今後準備を進めていくことに決まりました。
情報教育研究調査員会では、「プログラミング思考を育てる実践の体験研修」、「タブレットを活用した公開授業提案」の計画を立てました。
どちらの部会も、町教職員の資質・能力の向上を図るための大切な研修を企画していただくことになります。各調査委員長、調査員の皆様、今年1年どうぞよろしくお願いいたします。町内の先生方も、調査員の方が企画した研修にぜひ奮ってご参加ください。