第2回研究主任会を行いました。今回は、これまでの各小中学校の校内研修及び要請・支援型訪問研修の成果と課題について情報交換を行いました。
研究主任の先生方は、やはり学習指導要領改訂に伴い、「特別の教科 道徳」の目標及び内容と評価の在り方、「考え、議論する」道徳の授業を実践する際の考え方及び留意点等に関心が高く、まず、このことについて協議を行いました。
中学校では、今年度も講師を招き、道徳の研修を推進しておられます。道徳の教材をつくることや板書の表し方を見直すなどの手立てに取り組んでいるとのことでした。その中の発問の工夫は、なるほどと感心しました。発問をつくるときは語尾が大切になる。「どうすべきだったのか。」「大切なのか。」という発問は、生徒が自分事として捉え、考え合う、議論することにつながると考える。このことは、他校の先生方にとって、とても勉強になりました。
また、小学校では、「心と体の健康づくりを主体的に実践していく子供の育成」を推進するために、町管理栄養士を講師に招いて食育について考えることや「みんなでまめなけタイム」の活動で、いろいろな運動遊びや運動に取り組んでおり、子供たちの健康づくりへの意識が根付いてきているとのことでした。
もう一つの小学校では、子供同士のかかわりを通して学び合う力を育てるために、授業でペアやトリオ、グループ等による話合いを仕組むことやワールドカフェ方式で他のグループの考えを知る活動を試みているとのことでした。
各校では、児童生徒の主体的な学び、対話的な学びを育てるために、様々な工夫を重ねておられます。この会の情報交換が各校の研修の充実につながることを期待します。