8月9日 現地学習会 「郷土の地質・化石について学ぶ」

 8月9日(木)に朝日町現地学習会「郷土に学ぶ」を開講いたしました。この研修会は、町の郷土教育教材開発研究調査員会が中心となって、地域の歴史・文化への理解を深めるために、郷土の史跡や施設等の見学や体験活動を行うもので、毎年開催されている朝日町の特徴的な研修です。

 今年度は、「郷土の地質・化石について学ぶ」というテーマの下、特別講師に朝日町教育委員会 学芸員 久保 貴志 氏をお招きして調査員とともにご教示いただきました。
 研修では、笹川地区の岩石の変化や、鹿嶋神社の溶岩流からできた地層を観察しながら、東アジアでは珍しい地層の存在や日本列島の成り立ちについて学習しました。 また、大平地区・市振地区の地層の観察の仕方や境川河口での化石発掘の仕方等、実際に子供たちにどう学習させたらよいかという具体的な提案を調査員の方からいただきました。
 参加者からは、「朝日町は、地層の宝庫であると聞いて、ここで働くことに誇りをもちました。」「地層観察も化石掘りも実際に見て、聞いて、体験できて本当によかったです。久保先生の熱弁もすごくて、興味がそそられ、私も調べてみたいと思いました。」「久保さんのメッセージ「理科を通して生命の尊さを教える。」ぜひ子供たちに伝えていきたいです。」といった感想がありました。

 最後に長谷川委員長がこうおっしゃいました。
「今日の研修で学んだことを、ぜひ朝日町の子供たちに体験させてほしい。伝えてやってほしい。それが、朝日町を愛する心豊かな子どもの育成につながるはず。ぜひお願いします。」

 子供たちが、郷土のよさを感じるためには、私たち教師がその良さを知ることが大切だと改めて感じる素晴らしい研修会でした。