8月1日(水)には、魚津地区教育センター協業講演会が開かれました。今回は、東京学芸大学 教授粕谷恭子先生をお招きして、「外国語活動に関する講演会」が行われました。
「新学習指導要領に応じたこれからの英語指導は、どうあるべきか。」
粕谷先生には、今、現場の先生方にとって一番の不安となっている点に焦点を当てて講演していただきました。
講演の中では、「聞きたい・読みたい・話したい・書きたい」といった子供たちの心と思いを中心とした授業づくりに心がけること」「子供に力を付けるための技能指導の順序」「英語教育の基盤となる音声経験の重要性」「意味と音を結びつけやすい話題・題材・場面状況づくり」「従来のゲームから意味のある活動への転換」「担任は、授業・子供を守る人」等といった内容を、実践を交えて的確に示唆いただきました。
受講者からの感想には、「音声言語がどれだけ重要かが分かりました。音をシャワーのように聴かせることで、発話につながって行くのだと痛感しました。」「言葉に命を吹き込むことの大切さを教えていただきました。本来の生きている文脈の中で、子供が英語を遣う活動がとても重要だと感じました。」といった新しい見方考え方に気付かされたという意見が多く聞かれました。
道徳科、外国語科、プログラミング教育等、戦後最大の教育改革がもう始まっています。
新しい時代に対応した教育が求められる中、私たち教員もこういった生きた研修を行い、それをヒントに新しい資質・能力を育てる指導法を共同研究と協働実践で切り開いていきましょう。