第56回 朝日町児童生徒作品展が、9月29日(土)から30日(日)まで開催されました。 今年から、会場が朝日町図書館に変わり、今までと違った空間の中に、選りすぐりの58点の作品を展示することができました。
今年の出品作品も、とても手が込んでおり、目を見張るものばかりでした。特に、入賞作品においては、人が考え付かないような発想や、観察や実験を根気強く継続している研究、また、科学的な考察から新たな課題を見付け、検証に努めている姿勢が素晴らしかったと審査員の方々がおっしゃっておられました。
今年は、来場された方々のマナーがとてもよく、大切な作品を大事に観ていただきました。また、図書館に変わったことで、前年度より大幅増しの340人程度の来場者の方々が訪れて、大盛況のもと、作品展を無事終えることができました。ありがとうございました。
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第56回 朝日町児童生徒作品展を開催!
9月26日 学力向上に向けての熱心な話し合い
9月26日(水)に第2回学力向上推進委員会が開かれました。今回は、学力学習状況調査の結果を基に、そこから見えてきた町内の子供たちに必要な学力を見い出し、各教科ごとに指導改善の方策を練りました。
学力推進委員の先生方は、結果や授業アイディア例を基に教科の特性と自校の実態に触れながら、熱心に話し合いを行っておられました。その姿から「町の子供たちの学力を高めたい。子供たちに必要な資質能力を育てたい。」という強い使命感を感じました。
学力推進委員会では、今後、各校にて指導改善の方策を具体化し、2学期に実施した成果を発刊物「Rising Sun」で報告する予定です。他の先生方も、学力推進委員とともにぜひ積極的に指導改善に取り組んでください。子供たちのために・・・。
9月18日 待ちに待った小学校秋季大運動会開催
9月18日(火)に待ちに待った朝日町小学校秋季大運動会が開催されました。今年は、生憎の雨で、三連休の実施が難しいと判断し、平日開催となりましたが、会場には児童の勇姿を見ようとたくさんの保護者の方々が来られていました。
「一生懸命の姿を見せて欲しい。」
開会の言葉の松原校長先生のお言葉通り、児童は精一杯の走り、精一杯の演技、精一杯の応援をグラウンドいっぱいに表現していました。肩をぶつけ合いながら、競り合って走る姿。団の応援を盛り上げようと反り返って叫ぶ姿。転んでも、最下位でも、最後まで走りきる友達を励ます拍手。どれも観客を魅了する素晴らしい姿でした。
児童の顔は、真剣な眼、満面の笑み、気合いみなぎる眉間、悔しさで涙など、普段なかなか見られない顔がいくつも見られました。つまり、普段学ぶことのできない「楽しさ・喜び、優しさ、苦しみ、悲しみ、仲間の大切さ」等を児童は学んでいるのです。これこそが、運動会の醍醐味だと改めて感じました。
9月6日 秋晴れの中の暑い熱い体育大会 朝日中
大きな勢力をもった台風21号が過ぎ、
台風一過の秋晴れの中、朝日中学校では、待ちに待った体育大会が開かれました。今年は、平日開催という形で行われましたが、多くの地域の方、保護者の方が生徒の勇姿を観戦に来られていました。
「限界突破~燃え上がれ朝中魂 まだ見ぬ自分への挑戦」のスローガンの下、生徒はこの一日、この一瞬に限界以上に力を出し切ろうとする姿が、私たちの心を打ちました。
・動きを揃え、きびきびとした入場行進。
・「若い力」を大きな声で歌う姿。
・百メートル走・二百メートル走を歯を食いしばり、最後まで全力で走り切る姿。
・それをボンボンや踊りを交えながら精一杯の声で背中を押す素晴らしい応援。
どの姿からも、観ている方々が元気になる。応援したくなる。勇気をもらえる。そんな素晴らしい姿ばかりでした。
今日一日は、彼らにとっても、観ていた方々にとっても、暑い、熱い、一日となったになったことでしょう。この思い出を胸に、そのパワーを新たな目標に向かって発揮してくれることを願っております。
8月27日 魚津地区教育センター協業講演会「道徳講演会」
8月27日(月)には、今年度最後の魚津地区教育センター協業講演会が開催されました。第三回は「道徳に関する講演会」として、京都産業大学 教授 柴原 弘志先生をお招きして、「道徳科の学習指導・評価の在り方」についてご教示いただきました。
柴原氏は、学習指導において大切にしなければいけないこととして、「自己内対話」であるとおっしゃりました。道徳的価値や人間としての生き方を深めるためには、「自分が自分に自分を問う」時間を保障することが大切であると学びました。
また、評価の面では、「評価の視点」と「評価の観点」を明確にし、その視点から教師の授業観察、ノート、発言などを基に、観点に沿って継続的に捉えること。そして、授業者自身も学習指導過程や指導方法に関する評価を行っていくことで、「深く考え、議論する道徳の授業」への転換を図ることができる。
柴原先生のパワフルな熱い講演。これは、それだけ道徳科の授業改善を早急に図って欲しいという切なる願いにも感じられました。柴原先生にいただいたヒントを基に、2学期の授業改善を積極的にいっていきましょう。
8月24日 小中高教育講演会と情報交換会
8月24日(金)には、小中高教育講演会と情報交換会が開催されました。この会は、毎年、夏季休業中に開かれており、朝日町内の小中高校の先生方の資質能力の向上を図るとともに、未来を担う大切な子供たちを共通理解のもとに、町全体で育てていくという目的をもっています。
今年度は、魚津市にある「株式会社 アイティオ」 代表取締役社長 伊東 潤一郎氏をお招きして、「中小企業のものづくりと人材育成」と題してご講演いただきました。
伊東氏は、会社の金型作りにおいて常に失敗を恐れずに新しいものに挑戦する姿勢(人工衛星や携帯電話や、人を幸せにする製造業の喜び、企業と教育の人材育成に対する共通点等について、写真や実例を交えてお話しいただきました。
伊東氏は、生きていくために必要な力を「人間力・体力・学力」であるとおっしゃっておられました。まさに、学校教育の場でこの基礎を養っていかねばなりません。町内の小中高、そして社会全体で最も必要とされる(人罪→人在→人材ではなく)→「人財」を育成するために協力していくことが、未来の朝日町、未来の日本、未来の世界のために必要であることを感じた1日でした。伊東社長 ありがとうございました。
8月24日 学校教育運営研修会 「海中の宮殿 鹿嶋神社」
8月24日には、「朝日町学校教育運営研修会」が開催されました。
講師には、鹿嶋神社 宮司 九里 文子氏をお招きし、「古代玉作の里に甦る神度神社」と題して境内にてご講演をいただきました。
九里様のお話は、「鹿嶋神社にまつわる海中洞窟の宮・竜宮の神話」、「明神と記された絵図や地内から出土した勾玉からの新たな発見」、「北村喜代松の最高傑作と言われる一木造りによる素掘り彫刻」等、驚きの事実や想像が膨らむ興味深いものばかりでした。その語られる姿から、「鹿嶋神社の歴史・文化の伝承」への意欲を強く感じ、積極的な研究・広報活動に努めておられることに感銘を受けた教員が多数見られました。
これは、学校教育における「郷土に誇りと愛着をもった豊かな心を育むこと」や、「予測困難な社会を切り開いていく力を備えた未来の担い手を育てること」という考え方との共通点があると思います。そんな教員として最も大切な使命感・情熱を再確認できた大変実りのある研修会となりました。
九里様、本当にありがとうございました。
8月23日 授業力アップ研修会 「仲間に学ぶ」
8月23日(木)に、あさひ野小学校で授業力アップ研修会を行いました。この研修会の講師は、あさひ野小学校の水島真寿美先生でした。水島先生は、昨年度、「朝日町教育委員会派遣内地留学」で上越教育大学の阿部隆幸准教授の研究室に研修に行かれ、「ファシリテーションスキル」「アクティブラーニング」「学び合いの仕組み」について深く研鑽を積んでこられました。まさに、新学習指導要領にある授業改革の方法を、ご教示いただく貴重な研修会でした。
講演では、ファシリテーションスキルの理念や効果、学び合いを生み出す授業プログラムのコツについて、理論と実践例を結びつけて、丁寧に教えていただきました。また、グループワークでは、「ホワイトボードを使ったペアトーク」「カードを使ったお話づくりゲーム」「グループで協力し合うクイズゲーム」等の活動を通して、協同で活動する楽しさや真剣に聞いてもらうことから生じる満足感や有用感を、身をもって実感しました。このように、すぐに実践できる手法を例示していただいたおかげで、2学期からの学級づくり・授業づくりに生かしていこうという意欲をもった参加者が多数見受けられました。
先生方。2学期は、この研修会で学んだ子供たちに「配慮して、遠慮しない」を胸に、積極的に新しい授業をデザインしていってください。そして、「失敗は成功のもと」「為せば為る」そんな前向きな意識をもち、教員も協同で指導のスキルを高めていきましょう。
8月9日 現地学習会 「郷土の地質・化石について学ぶ」
8月9日(木)に朝日町現地学習会「郷土に学ぶ」を開講いたしました。この研修会は、町の郷土教育教材開発研究調査員会が中心となって、地域の歴史・文化への理解を深めるために、郷土の史跡や施設等の見学や体験活動を行うもので、毎年開催されている朝日町の特徴的な研修です。
今年度は、「郷土の地質・化石について学ぶ」というテーマの下、特別講師に朝日町教育委員会 学芸員 久保 貴志 氏をお招きして調査員とともにご教示いただきました。
研修では、笹川地区の岩石の変化や、鹿嶋神社の溶岩流からできた地層を観察しながら、東アジアでは珍しい地層の存在や日本列島の成り立ちについて学習しました。 また、大平地区・市振地区の地層の観察の仕方や境川河口での化石発掘の仕方等、実際に子供たちにどう学習させたらよいかという具体的な提案を調査員の方からいただきました。
参加者からは、「朝日町は、地層の宝庫であると聞いて、ここで働くことに誇りをもちました。」「地層観察も化石掘りも実際に見て、聞いて、体験できて本当によかったです。久保先生の熱弁もすごくて、興味がそそられ、私も調べてみたいと思いました。」「久保さんのメッセージ「理科を通して生命の尊さを教える。」ぜひ子供たちに伝えていきたいです。」といった感想がありました。
最後に長谷川委員長がこうおっしゃいました。
「今日の研修で学んだことを、ぜひ朝日町の子供たちに体験させてほしい。伝えてやってほしい。それが、朝日町を愛する心豊かな子どもの育成につながるはず。ぜひお願いします。」
子供たちが、郷土のよさを感じるためには、私たち教師がその良さを知ることが大切だと改めて感じる素晴らしい研修会でした。
8月7日 授業力アップ研修会 楽しい理科実験を体験!
8月7日(火)に授業力アップ研修会(理科実験)がさみさと小学校理科室で行われました。この研修会は、理科の授業力の向上を目的に、町内の小・中学校の先生方が集まって体験型の研修を受講していただきました。講師には、富山県総合教育センター 科学情報部の主事をお招きして「電熱線」と「ゴム」の2つの研修を開講していただきました
研修①では、「電熱線の発熱実験」を体験しました。小学校6年生の単元の中にある「発砲ポリスチレンの板を電熱線で切る実験」を行う際に、妥当な実験結果を得るためには、電池ではなく電源装置を利用し、切れるまでの所要時間を記録するとよいことを学びました。また、手回し発電機を活用して、抵抗と電流、電圧の関係を改めて学びました。
研修②の「ゴムで動かそう」では、小学生でも簡単に作ることができる「ゴムの伸縮・ねじれを利用したおもちゃ」をつくりました。1つは、「もどり車」、もうひとつは、走るカップ虫でした。受講した参加者は、子供になりきり、丁寧に実験・制作を行ったり、完成した作品を動かして喜びの声を上げたりして、理科の楽しさを堪能しておられました。
感想からは、「電圧の変化する電池ではなく、電源装置を使って、電圧を一定にして実験するとねらった結果が求められうことが良く分かりました。」「実験機器の使い方や、比較実験を行う際の準備物について実物を使って体験することでよく分かりました。」「身の回りにある材料を生かしたおもちゃ作りをすることで、学習内容の理解や思考が深まり、興味の広がりにつながると感じました。ぜひ子供たちとやってみたいです。」といった意見がありました。
今日は、先生方の笑顔が絶えない楽しい研修会でした。
理科の楽しさを子供たちに味わわせるためには、教師自らが理科を好きになることが前提にあるのではないでしょうか。「準備が大変。実験が難しい。安全面に不安・・・。」というマイナスイメージばかりをもつのではなく、こういった研修で方法を学んだり、総教セ等のHPや書籍でちょっと調べることで、「より簡単に、安全で分かりやすい実験や工作」を子供たちに提供することができるのです。難しく考えないで、まず先生が笑顔で理科を実践してみてください。きっと「理科好きの子」が増えると思いますよ。