がんばる先生たちの研修の様子」カテゴリーアーカイブ

11月22日 小中ともに情報モラル教室でスキルアップ

 11月22日(水)に朝日町情報モラル教室(研修会)が開かれました。今年は、NTTdocomoさんをお招きして、午前の部小学校5、6年生、午後の部中学校全校生徒が参加してのモラル教室を実施しました。
午前中は、アニメーションとドラマを交えて、インターネットの危険性と安全に使う方法を学びました。特に印象的だったのが、「なり済ましの実写ドラマ」でした。若い女性になり済まして、オンラインゲームで仲良くなった男子生徒からお金を脅し取るというものでした。子供たちは、目をまん丸にして画面をじっと観ていました。感想では、「ぼくは、オンラインゲームの課金で叱られたことがあるので、これからはだまされないように親に相談していきたいです。」といった素直な意見が多く出されました。
午後の朝日中学校では、「応用編」ということもあり、よりリアルな事件の内容を基に、インターネットの具体的な利用法について教えていただきました。
特に、心に残った内容は、ツイッターに載せたお好み焼きでの動画の事例でした。調子に乗った男の子が、マヨネーズのチューブを鼻に入れている動画を投稿したところ、瞬く間に広がり、店側から損害賠償を求められるというものでした。生徒たちは、よくありがちな軽はずみな行動がものすごく大きな事件になることにびっくりしていました。
感想では、「今は、まだあまり使わないけれど、携帯電話などをもつようになったら、今日学んだことを生かして安全に利用していきたい。」という意見が聞かれました。

情報化社会において、今や欠かすことのできないインターネット。この素晴らしい情報技術を十分に生かすためには、活用する側の人間がモラルを守って利用しなければいけない。そして、安全に利用する術を知らなければならないことを改めて教えていただきました。
ご家庭でのインターネット・ゲーム機等のルール。つくっていますか?守られていますか?

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11月13日 朝日中道徳研修会 生き生きと自分の考えを語る

 朝日中学校では、11月13日(月)に道徳研修会が開かれました。教員の指導力向上を図るため、1年生の公開授業における生徒の言動を基に、「考え、議論する道徳科の授業の在り方」について研修するものでした。
授業では、生徒たちの積極的に発言する姿が光って見えました。しかも、一人一人の発言は、教材から感じた素直な気持ちや迷い、とるべき行動等、自分の生活(生き方)と重ね合わせたものが多かったのです。そんな発言ができるのも、どんな意見でも受け止め、反応してくれる温かい学級の雰囲気と、学習に懸命に取り組もうとする学習姿勢、そして教師自身の授業力・指導力があったからだと感じました。
事後研修会では、「教材の提示(範読・ロールプレイ等)の在り方」「道徳的価値へのせまり方(発問・問い返しによる揺さぶりや収束)」「考え、議論し、深まる話合いを生み出す手立て」「振り返り・評価の在り方」等について積極的に意見が交わされる中で、成果と課題が明確となりました。さらに、金沢工業大学の白木 みどり先生に「多様な意見を引き出すことが自発的な議論の基となること」「議論からねらいに導く問い返し・構造的な板書」「書いて話すことから瞬時に話す力への発展」「大くくりな   個人内評価の在り方」等具体的にご指導いただき、今後の授業改善の方針を決める上で有意義な研修会となりました。

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11月9日 ICTの効果を子供の姿で示した公開ICT研修会 

 11月9日(水)に、朝日町立さみさと小学校では、公開ICT研修会が開かれました。さみさと小学校には、昨年度のあさひ野小学校に引き続き、今年9月に町から約60台のタブレット端末(ipad)が導入され、学力向上に向けての授業改革を図るための活用法を研究してこられました。今回は、校内研究を進めるのと同時に、周辺地域に広めようと小学校3年生の授業を公開されました。

公開授業では、一人1台のタブレットを使っての総合的な学習の授業を公開されました。「かがやきプロジェクト~朝日町のかがやきとは~」をテーマに、1学期の取材時に撮ってきた現地の写真を基に、ロイロノート・スクールを活用してプレゼンテーションづくりを進める授業でした。今までの学習で大切に指導してきた「機器の使用方法・ルール・動作方法」を身に付けた児童たちは、先生の簡単な指示を受けると、自分の力で意欲的に制作活動を行っていました。その子供たちの慣れた操作と、先生の操作を簡易化するための手立てに、驚かされました。学習活動の途中には、節目をつくり、友達と見合ってアドバイス活動をしたり、動作方法で困った時にペアの友達に相談したりして、コミュニケーション力を高める活動も取り入れておられました。

授業後の特別講演会では、富山大学 大学院 教職実践開発研究科 准教授 長谷川 春生先生にご講演いただきました。長谷川先生は、ICTを活用した他校の実践事例を紹介されながら、まず簡単なことから授業に取り入れていくことを参加者に勧めてくださいました。

これからの未知の世界を切り開くために必要な資質・能力の中に、情報活用能力を身に付けていくことは、必要だとうたわれています。しかし、そこには、機器購入の予算化、整備・設定等の環境、機器を扱い方を指導するだけの教師の技能等、幾つかの壁があると思います。しかし、一番大切なことは、教師自身が「新しいことに挑戦してみよう」という勇気をもって、とび込むことだということが分かりました。

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10月18日 あさひ野小 学力向上への取組の成果が姿となって表れる

10月18日(水)にあさひ野小学校にて支援型訪問研修会が開かれました。今回は、6月の第一回訪問研修での指導を基に、学校として取り組んできた成果を確かめる研修会でした。

あさひ野小学校は、特に子供たちの表現力を高める取り組みを工夫しておられました。自分の意見をもち、話合い活動に参加し、そしてしっかりと振り返る。そのために必要な力を付ける「考えて書く」活動の定着。課題や学習形態・学習活動の工夫。相手の意図した内容を聞きとり、練り合う話合いの場の設定等、子供たちが主体的に学び合うための明確な手立てが、1・5年生の授業でもしっかりと表れていました。

学校全体で、育てたい子供像の実現に向けて、先生方、保護者・地域の方々が日々努力されてきた成果が、子供の姿でしっかりと表現されていました。これから半年のあさひ野っ子のさらなる成長が楽しみです。

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ICTで深い学びの実現!第2回情報教育研修会

10月11日(水)に、さみさと小学校で第2回情報教育研修会が開かれました。今回は、さみさと小学校の2年2組の算数科の授業を公開していただき、それを基にICTの有効な活用法を研究しました。
提案授業では、子供たちが教室周辺から直角を見付け、タブレットを活用し、発表・説明する授業でした。子供たちは、トリオを組み、調べた場所(物)を写真に撮り、ロイロノートを使ってまとめものを理由を加えて発表していました。子供たちは、活動に夢中になり、曖昧だった直角の概念をしっかりと理解していくことができました。

研究会では、「主体的・対話的・深い学び」という3つの窓から、この授業を分析し、以下のようなICTの有効な活用方法が見えてきました。
(主体的)
・ 活動の活性化・意欲化の促進(トリオでの学び合い、全員が意見をもつ)
・ 平等性を保障するためのルール作りの重要性(使う順番、タブレットの使い方等)
・ 可視化による興味・関心の高まり、理解度の向上。
(全員が見える・分かる場の設定や有効な機器の選択・アナログとICTの使い分け)
(対話的)
・ 学習形態の工夫(トリオでの対話の活性化。直角の合否を話し合う。
・ 伝える相手を意識して協働でまとめる。(用途によるアプリの選択の重要性。)
・ エアドロップやムーブノートを活用した双方向の情報のやり取りによる対話の活性化
(深い学び)
・ 言語活動の充実(直角の理由を、子供なりに考え、独自の表現で説明する。)
・ 全員を同じ話し合いの土俵に上げる工夫(間違えやすい実物を取り上げて、合否を話し合う場面等。)
・ フラッシュ教材による理解度の確かめと子供たちの判断を惑わす資料の提示。
(全員参加を保障、学んだ知識・技能をつなぐ・転用する力を養う)
・ 自分の考えを再考する場面の設定

朝日町では、学校現場にたくさんのICT機器を取り入れています。それを、より有効に活用し、子供たちの資質・能力をいかに育てていくか。「その方向性が見えてきた」そんな実りある研修会となりました。

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協同的な学び合いの実現に向けて

  9月21日(木)に、さみさと小学校の校内研修会に参加しました。講師は、昨年度も大変お世話になった上越教育大学教職大学院 准教授 阿部 孝之先生でした。

阿部先生は、授業の根本的な改革として「teachingからlearningへの転換」を図ることが「主体的・対話的で深い学び」につながっていくことを具体例とともに教えていただきました。協同的な学び合いを成立させるためには、まず学級経営・学びに向かう力・人間性等があってのものであること。協同学習をつくる時、活動手順は教育研究家に任せ、授業者は学習内容を考えることが大切であることが分かりました。その他にも、即実践に生かせるものをワークショップ等で教えていただきました。

協同的な学びを生み出すためには、まず教師が子供たちのために目的をもって動き出すことから始まる。そして、それぞれの実践の成果と課題を基に、教師自身も協同的に学び合う。そんな勇気のある一歩が大切だということを、改めて感じることができた研修会でした。

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教室でできる特別支援の教育「I (アイ)メッセージ」

 8月25日、魚津地区教育センター協業事業   である「生徒指導に関する講演会」が開かれました。今年度は、講師に名城大学 教授 教職センター長であられる曽山 和彦先生をお招きして開演されました。
曽山先生は、特別支援教育の方向から、どの子供にもできる指導法を伝授してくださいました。特に印象的だったのは、ルール作りやふれあいづくりの際に、否定する場合も肯定する場合も、「あなたは、・・・(YOU)」で伝えるのではなく、「私は、・・・(I メッセージ)」という立場で伝えると効果的であることを教えていただいたことでした。「先生に共感してもらえている。」「期待してもらえている。」と感じることで、先生との関係(縦糸)を結びたいと歩み寄ってくることが分かりました。これは、どの教師も即実践できるスキルであると同時に、「根本は、児童生徒理解・子供との関係づくり」という最も大切なことを再確認できた研修であったと思います。
誰もが安心して学べる空間づくり」これこそが、子供の求めている教育であり、学力・体力・社会性を身に付ける上で、最も大切な生徒指導であると教えていただきました。

多数の方にご参加いただき、まことにありがとうございました。

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8月24日 学校におけるカウンセリングの効果を実感する

 8月24日(木)に授業力アップ研修会(仲間から学ぶ)がありました。講師は、昨年度、富山大学へ内地留学に行かれ、「カウンセリング」について詳しく学ばれた、朝日中学校の飯田澄代先生をお招きいたしました。
飯田先生には、学校教育におけるカウンセリング指導の在り方・効果について、理論と実践を結びつけて、とても丁寧にご指導をいただきました。また、ワークショップでは、「協力して活動すること、傾聴すること、自己開示すること」などの活動を通して、心を開くことの気持ちよさや真剣に聞いてもらうことから生じる安心感を、身をもって実感させていただきました。
参加した先生方の中には、子供たちに即実践できる手法を例示していただいたおかげで、2学期からの人間関  係づくりに生かしていこうという意欲をもった方が多数見受けられ、大変有意義な研修となりました。

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経営のプロフェッショナル 「社員ファースト」の経営理念を学ぶ

8月22日(火)に朝日町学校教育運営研修会がありました。講師に、富山経済同友会の(株)北星ゴム工業 代表取締役社長 米屋 慎一氏をお迎えし、「私が会社で実践していること~社長から社員へのメッセージ~」という演題で、経営者としての理念を教えていただきました。

お話の中では、会社で実践していることとして「部下を信頼し、仕事を任せる考え方」「社長も営業マン・率先垂範  」「社員とのコミュニケーションづくり」「行動ではなく考動」「仕事はするものではなく、やりきるもの」ということを、例を挙げながら丁寧に教えてくださいました。「社員ファースト」の経営理念がそこにあることがとてもよく分かりました。


この考え方は、学校経営・学級経営にも生かせるものだと思います。学校でいえば、児童生徒が学校を作り上げるものだということです。「子供ファースト」の考え方で、「子供を信頼する・子供と関わる・子供を見届ける・子供を励ます」という教師であるならば、必ずや北星ゴム工業のように活気のある学校、和のある学級になることでしょう。
本日の講演会は、「米屋社長のお言葉で、2学期のやる気にスイッチが入った。」そんな素晴らしい時間となりました。米屋社長様、お忙しい中本当にありがとうございました。

 

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8月18日 小中高教育講演会で子供との関係づくりを学ぶ

 8月18日(金)に朝日町小中高教育講演会が開催されました。今年度は、富山大学大学院教職実践開発研究科 准教授 石津 憲一郎先生をお招きし、「子供と教師の関係づくり」という演題でご講演をしていただきました。
石津先生は、『子供の心を開くためには、「自立とエネルギー」「安心と安全」が必要である。子供自身のエネルギーは、関係性・有能性・自律性の3つの歯車がかみ合い、動きださなければ生まれてこない。そのために、教師が「対話・心情・関心・共有」によって安心・安全な関係をつくることが大切である。体験活動は、その関係性を作るきっかけをつかむのに適しているので、積極的に取り入れるとよい。』と、教えてくださいました。
後10日間で、「学校行事等の多い2学期」が始まります。この石津先生に学んだことを各校で実践し、子供との関係づくりを積極的に進めることで、たくさんの子供の心の歯車が回り、のびのびと活躍してくれること期待しています。

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