朝日中学校では、11月13日(月)に道徳研修会が開かれました。教員の指導力向上を図るため、1年生の公開授業における生徒の言動を基に、「考え、議論する道徳科の授業の在り方」について研修するものでした。
授業では、生徒たちの積極的に発言する姿が光って見えました。しかも、一人一人の発言は、教材から感じた素直な気持ちや迷い、とるべき行動等、自分の生活(生き方)と重ね合わせたものが多かったのです。そんな発言ができるのも、どんな意見でも受け止め、反応してくれる温かい学級の雰囲気と、学習に懸命に取り組もうとする学習姿勢、そして教師自身の授業力・指導力があったからだと感じました。
事後研修会では、「教材の提示(範読・ロールプレイ等)の在り方」「道徳的価値へのせまり方(発問・問い返しによる揺さぶりや収束)」「考え、議論し、深まる話合いを生み出す手立て」「振り返り・評価の在り方」等について積極的に意見が交わされる中で、成果と課題が明確となりました。さらに、金沢工業大学の白木 みどり先生に「多様な意見を引き出すことが自発的な議論の基となること」「議論からねらいに導く問い返し・構造的な板書」「書いて話すことから瞬時に話す力への発展」「大くくりな 個人内評価の在り方」等具体的にご指導いただき、今後の授業改善の方針を決める上で有意義な研修会となりました。