郷土教育教材開発研究調査員会」カテゴリーアーカイブ

教育センターだより 3月号 発行

平成29年度、最後の発行物である「朝日町教育センターだより 3月号」を先日発行いたしました。
佐竹校長の巻頭言、伊藤先生、上田先生、青嶋先生の所感、水島先生の内留で学んだこと、ライブラリー案内、各会合のまとめ等、充実した内容となっております。今年度のまとめとして、皆様にぜひ目を通していただけると幸いです。

センターだより(3月号)

カテゴリー: センターだより, センターにっき, 学力向上推進委員会, 情報教育研究調査員会, 研究主任会, 郷土教育教材開発研究調査員会 |

1月12日 郷土教育教材開発研究調査員会のまとめ

 郷土教育教材開発研究調査員会では、本年度の活動のまとめと、次年度への方針について具体的な話合いを行いました。

次年度は、以下のような方針で取り組み、更に郷土教材の開発・研究・活用に努めていくことを確認しました。

 

1 現地学習会の充実

(講師は、事前の研修会の内容を踏まえて、研究調査員が行う。)

2 郷土教材・資料等を活用した公開授業・模擬授業の実施

(指導案は、調査員全員で年度  当初から検討していく。)

3 「わたしたちの朝日町」「朝日町学年別校外学習一覧」の改訂

カテゴリー: がんばる先生たちの研修の様子, センターにっき, 郷土教育教材開発研究調査員会 |

12月1日 郷土教育研修会で授業研 初めての挑戦

 12月1日(金)に郷土教育研修会が、さみさと小学校で開催されました。今年は、初めて郷土教材を実際に取り入れた公開授業を調査員代表が行い、その提案授業を基に、郷土教材の活用法について考えていこうという試みをいたしました。

5年1組の社会科の授業「これからの食糧生産とわたしたち」という単元で、あえて地元の朝日町の米づくりを教材として取り上げ、それを深く考えていく中で、「今後の日本の食糧生産」を身近なこととして捉え、考えてほしいという願いをもって取り組みました。

子供たちは、今までに経験した農業体験や農家の人へのインタビュー、1学期の稲作等の既習事項、また様々な資料(統計等)を基に、自分の意見の根拠を示しながら、意欲的に発表していました。農業の継続に対する問題点が多数出る中で、教師が「20年後、日本の農業がなくなってもいいの?」と問いかけると、すぐさま首を振り、今後どうしていけばよいか自分事として懸命に考える姿が見られました。
事後研修では、地域人材を発掘し実際に取材に行くといった体験活動の有効性、1学期の農業学習との違い、社会科の授業における郷土教材の取り上げ方に関して、成果と課題が活発に議論されました。
郷土教育教材開発研究調査員会の委員長は、「この貴重な取組を、はじめの一歩としてこれからより効果的な郷土教材の活用法や、新しい教材開発に取り組んでいくことが重要である。」と、今年度のまとめの活動が大切であることを示されました。

カテゴリー: がんばる先生たちの研修の様子, センターにっき, 郷土教育教材開発研究調査員会 |

大昔の秘密を探る楽しさを学んだ 現地学習会

8月17日(木)に朝日町現地学習会が開かれました。
今年度の学習会のテーマは、「朝日町の遺跡から昔の生活や地形の秘密を探る」でした。特別講師は、まいぶんKANにお勤めになっておられる学芸員 嶋田 典子氏と、4名の郷土教育教材研究調査員をお招きし、「植物の圧痕から縄文時代の新発見(まいぶんKAN・不動堂遺跡)」「発掘50周年 浜山玉作り遺跡の秘密」「富山初の自然史の標本展示場 ヒスイ化石KAN」の3つのことを、現地に足を踏み入れ学びました。
講師の先生方は、自作の資料やクイズを基に「朝日町の文化財から分かった新しい秘密」を参加者に分かりやすく伝えてくださりました。説明の補足や質問への詳しい返答等は、嶋田氏がフォローしてくださり、更に深い内容を知ることができました。
朝日町に初めて赴任した参加者の感想からは、「朝日町に貴重な文化財がこんなにもあるとは思わなかった。講師の先生方の解説も大変分かりやすかったです。歴史についての授業や、総合的な学習等でぜひ子供たちに紹介したいと思いました。」という声が多く聞こえてきました。
「新しい秘密を探っていく楽しさ」をじっくりと感じさせていただいた素晴らしい学習会となりました。

カテゴリー: がんばる先生たちの研修の様子, センターにっき, 郷土教育教材開発研究調査員会 |

7.22  「あさひまちふるさと探検隊」に参加して

7月22日に、朝日町教育委員会のふるさと教育事業「あさひまちふるさと探検隊」がありました。このイベントに、町内30名以上の小学生と 保護者の方が参加されました。
朝、町のバスに乗り、宮崎海岸に行きました。そこでは、ヒスイ拾いとベント釣りを体験しました。
ヒスイ拾いでは、ガイドさんから教わった白っぽいきれな石を懸命に探し、「これってヒスイですか?」と何度も確かめる姿が見られました。中には、運よく2つのきれいなヒスイをGETしている子もいました。
ベント釣りは、ほとんどの子が初体験でした。波打ち際の石の間に、イカを垂らすと「ピクピク。」とすぐに反応がありびっくり!!女の子はイカを放り投げて逃げ出してしまうほど驚いていました。当たりがあったので、ゆっくり引き上げてみると、ドジョウのような魚(ハゼの一種)がイカに食いついて出てきました。すぐに反対の手で捕まえないと逃げられてしまうので、子供たちも大人もゲーム感覚で、すっかりはまってしまいました。あっという間の海岸遊び。最後は、名物たら汁をいただいて帰りました。子供たちは、自然の楽しさ、朝日町のよさを肌で感じられたことでしょう。

カテゴリー: センターにっき, 郷土教育教材開発研究調査員会 |

7月5日 郷土教育研修会 

7月5日(水)に郷土教育研修会を行いました。講師に朝日町埋蔵文化財施設「まいぶんKAN」学芸員の嶋田典子氏をお招きして、不動堂遺跡から知り得た縄文中期の新しい情報と50周年を迎える「浜山玉つくり遺跡」の秘密について学習しました。
調査員の先生方は、嶋田さんの新しい研究方法である「圧痕レプリカ法」や「復原画」の説明等を真剣に聴き、夏の研修会に向けて郷土の歴史を学んでおられました。今までの縄文時代の概念を変える興味深い内容ですので、ぜひたくさんの先生方に参加していただきたいと思っております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カテゴリー: がんばる先生たちの研修の様子, センターにっき, 郷土教育教材開発研究調査員会 |

郷土教育教材開発研究調査員会⑥

郷土教育教材開発研究調査員会を行いました。今回は、小学校3・4年生の社会科資料「わたしたちの朝日町」の改訂について協議しました。

「わたしたちの朝日町」

「わたしたちの朝日町」

調査員の先生方からは、子供たちに町の農作物や特産物を知ってほしいという願いから現在、各地域で生産されている農作物等を改めて見直すことや住みよい暮らしを支えるためのゴミ処理や上下水道に係る資料を新たに追加することが望ましいなどの意見をいただきました。

さらに、人々の仕事の変化を通して町の産業の移り変わりを学んでほしいという願いから、町役場と連携を図り、農・工・商それぞれの産業で働く人の直近の数値を記載することとしました。

この「わたしたちの朝日町」を社会科学習の一助として、町の産業や消費生活の様子、人々の健康な生活や良好な生活環境、安全を守るための活動等への理解を深めてほしいと願います。併せて、あさひヒスイ海岸から朝日・白馬岳までの町の地理的環境や舟川新の耕地整理など町の発展に尽くした先人の働きを学ぶことで、朝日町への愛着と誇りをもってほしいと願います。

カテゴリー: 郷土教育教材開発研究調査員会 |

郷土教育教材開発研究調査員会⑤

第5回郷土教育教材開発研究調査員会を行いました。今回は、郷土教材「朝日町の歴史」の監修をお願いしている有識者の方を講師に招き、「北陸道 市振から愛本橋」というテーマで研修を行いました。

講師の先生からは、新潟県の市振から黒部川を跨ぐ愛本橋までの北陸道について、歴史考証をもとに、こと細かにご指導いただきました。

宮崎鹿島神社

宮崎鹿島神社

その中でも、海道の松や榎木、境一里塚などからは、市振、境が北陸道の要所であったことが伝わってきました。また、鹿島神社拝殿の木彫の質の高さや鹿島樹叢の野外自然博物館としての魅力、北陸道を旅した親鸞聖人、松尾芭蕉の足跡などからは、朝日町の歴史と人、自然、文化の魅力を深く実感することができました。

今回の研修を生かして、子供たちには、朝日町の歴史・文化の素晴らしさを教え、郷土を愛し、誇りに思う気持ちを育てていきたいと思います。講師の先生には感謝申し上げます。

カテゴリー: 郷土教育教材開発研究調査員会 |

郷土教育教材開発研究調査員会③

郷土教育教材開発研究調査員会では、朝日町の史跡や施設等の見学や体験を通して、地域の歴史・文化への理解を深めることを目的として、朝日町現地学習会を行っています。今回は、その研修内容について話し合いました。

郷土教育教材開発研究調査員会

郷土教育教材開発研究調査員会

テーマは、「古きと新しきを訪ねる学習会 ~宮崎太郎ゆかりの史跡を訪ねて」とし、宮崎太郎や木曽義仲、北陸の宮等に係る平安時代のころの朝日町の史実を学ぶこととしました。

次に、地域の今を知ることを目的として、朝日町ふるさと移住交流体験施設「さヽ郷ほたる交流館」にて、館長さんから笹川地区の移住促進の取組やノルディック・ウオークの推進等についてご講義をいただき研修しました。

「宮崎城跡」や笹川地区の「諏訪神社」などの史跡等は、数百年の長い歴史を物語っています。また、笹川地区では現在進行形で地域創生が進められています。先人が残してきた足跡を学ぶとともに、地域の将来を考える取組を知るこの研修を通して、先生方の理解を図るとともに、郷土学習の教材化につながることを願います。

カテゴリー: 郷土教育教材開発研究調査員会 |

郷土教育教材開発研究調査員会②

第2回郷土教育教材開発研究調査員会を行いました。今回は、8月に行う朝日町現地学習会について話し合いました。

現地学習会は、朝日町の史跡や施設等の見学や体験を通して、地域の歴史・文化への理解を深めることを目的としています。このことと併せて、今年度は、研修内容を郷土学習の素材として授業で活用することを加えました。

郷土教育教材開発研究調査員会

郷土教育教材開発研究調査員会

話合いでは、「地域の今と昔を知ることをテーマとして見学場所を設定してみてはどうか。」という意見をいただきました。

そこで、一つは昨年度研修をした宮崎太郎、北陸の宮等の史実について継続して研修することとしました。昨年度は、宮崎太郎の史実を学ぶとともに宮崎城跡を見学しております。そこで、今年度は笹川地区の北陸の宮に縁のある御所跡、諏訪神社等の見学を通して、その時代と歴史について学びたいと思います。

もう一つは、今についてです。御所跡、諏訪神社等を有する笹川地区は、移住交流体験施設 ほたる交流館を起点とした地域の充実が図られています。このことは、今年度からの第5次朝日町総合計画の「夢と希望が持てるまちづくり朝日町」と関連しております。

「古きと新しきを訪ねる学習会」となるように現地学習会の研修内容を整え、先生方の理解及び郷土学習の素材化につなげたいと考えています。

カテゴリー: 郷土教育教材開発研究調査員会 |