投稿者「朝日町教育センター」のアーカイブ
地域の教材を求めて
朝日町郷土教育教材研究開発調査員会は、郷土の貴重な歴史を整理しています。これまで、私たちの先輩方が掘り起こし、授業にしてきた郷土の学習材もだんだん使われなくなったり、資料が紛失したりと、郷土の教材を取り上げて授業する先生も少なくなってきました。
まだ、授業しておられた先生が、メンバーにおられる今、次の世代に受け継いでいただけるように準備をしています。さて、舟川新の耕地整理については、ご存じですか?


この2枚の写真。左が耕地整理の前、右が耕地整理の後です。そして、この耕地整理は、富山県で最初の耕地整理なのです。この時代には、たいへんな大事業で、7年間もかかったそうです。突然、富山県の東の端で、県内のどこもやっていない耕地整理を始める人の物語が、実に熱く、そしてずいぶんと切ないのです。今回、先生たちは、この「舟川新の耕地整理」の教材化のため、藤井家を管理しておられる大井さん(お孫さん)に取材させていただきました。細かな資料や写真が整理され現存しています。うちのお二人の先生は、20年前にも大井さんのお父さんに取材をされたそうです。デジタル化し、使える資料にしていきます。来年あたり、どこかで授業していただけるといいのですが。
ICTの研究大会(大阪)へ
ICTの文部科学省の研究発表会(大阪)へ行って参りました。朝日町情報教育研究調査員のさみさと小学校の兵庫秀典先生も参加してくださいました。
大阪のホテルが会場ですが、3階に入った瞬間。未来の教室で活躍を待つ機器たちの展示が2会場で始まっていました。朝日町は、あえて電子黒板を入れていませんでした。各校1台の導入があった時点では、まだ電子黒板は50型で小さいものでした。最近は85型。そして100型と大型化していますし、ペンに対しての反応もよくなってきています。
①最新の電子黒板事情
②タブレットの教室への導入の現状
この2点について、各メーカーから直接お話を聞き、触ってみることが一番わかりやすい。カタログ見ててもわかりませんからね。
4年生が、隣の会場にやってきて、タブレットを利用した国語の授業をしてくれました。一人1台のタブレットに 書き込んで、集約して、また子どもたちのタブレットに送る。といった情報の集配やある子の書いたものを選択して、拡大して電子黒板で提示といった内容です。授業研究の視点ではなく、ICTの授業として観ました。ICTを使ったら、使わないよりも学習に効果があるかどうかだけなのです。ありました。35人の書いたものが、即座に電子黒板上に並びます。紙を集めて、一つを選んで印刷して配付する時間がいらないのですから。あえてでしょうか、板書をなさらなかったので、子どもの発言が視覚化されず、発言のつながりや検討、かかわりは少なかったと思いますが、子どもたちにとっては、よく見えるので、わかりやすい授業であったと思います。
タブレットを35台。電子黒板を1台。それをつなぐソフトも安いものではありません。そう考えると、教室で一人1台のタブレット(iPadなど)の利用は魅力的ですが、もうすぐではないのかもしれません。次期のコンピュータ入れ替え等のタイミングでしょうか。
デジタルポスターセッションは、電子黒板での研究校の報告でした。電子黒板が各教室に、教室全員にタブレットが与えられている学校の報告でした。
少し、朝日町の学校の教室の近い未来の姿を想像できるようになりました。今回のようなICTをぜひ使いたいという先生方が多いと、学校も活気づくことでしょう。
お子さんがiPod touchを欲しがるときは注意!
クリスマスが近づきました。朝日町の小中学校では、児童・生徒には、携帯電話・スマートフォン等は必要ないと考えています。保護者のご協力で、中学生の携帯電話・スマートフォン等の所持率は、ほぼ0で、子どもたちの学習や生活に安定した時間を確保できています。また、多くはネットを介した出会いによっての青少年の犯罪行為等も防ぐことができています。
ところで、最近のインターネットにかかわる環境は少し変わってきました。
○iPod touchは音楽再生プレーヤーですが、家庭で無線LANの環境があると、インターネットにも接続できますし、なんと電話も無料でかけることができます。スマートフォン用のアプリ「LINE」 は、電話やメールを無料でできるようにすることができます。iPod touchでは、iPhoneと同じようにアプリをダウンロードできるので、家庭内やWI-FIが使えるところでは電話もできますし、インターネットにもつなげるスマホと同じように使えます。
○最新のスマートフォンでは、「テザリング」という機能があるものもあります。このテザリング機能の付いたスマホは、無線のWI-FIルーターの代わりになり、外でも iPod touch等をインターネットにつなげ、LINEで電話やメールができるようにします。
☆iPod touchを持たせるということは、携帯電話、スマートフォンを持たせているのと同じです。子どもの使用状況、家庭でのルールを確立しないと、知らぬは親ばかりなりとなるかもしれません。音楽を聴くのなら、iPod touchでなくてもいいわけです。今、持たせる必要があるかから考えてみたいですね。
学力向上推進委員会からの報告(リーフレット)【11/26】
今年度から始まった朝日町学力向上推進委員会の活動を終え、リーフレットを発行しました。ページ数の多い報告書を作成することもなく、委員会での話し合いの内容をお知らせする手段として、表裏1枚のリーフレットのみに集約しました。一読いただければ、ありがたいです。各学校では、「全国学力学習状況調査」の結果を生かした校内研修会を実施しています。その様子は、3学期に報告いただき、紹介いたします。
●学力向上推進委員会報告リーフレット その1 (11/26)
●学力向上推進委員会報告リーフレット その2 (11/26)
SNSを知る研修会
生徒指導主事の研修会。情報教育研究調査員の研修会。この2つを一緒にするという、昨年度からの検案事項が、実現しました。生徒指導の懇談会を開催すると、近年はSNSを巡る問題が多く、もっと問題なのは、SNSの内実を我々教員が知らないということです。携帯電話からスマホに急激に変わったことで、携帯できるネットワークからのSNSへのつながりが深まっています。
この日は、さみさと小学校の4年生~6年生の授業を参加させていただき、その後、情報教育研究調査員会から
①アメーバ・ピグについて
②子どもたちがゲーム機でしていること
③LINEって何?
④twitter
⑤facebook
について、実際に1,2か月体験した様子を報告し、質問しながら、その実態について理解を深めました。
ネット社会と生徒指導は、見えないところでの人間関係が共に問題になりがちで、見えないところでも自己判断でつくる関係、つくらない関係を築いていける力が必要であることを確認しました。
富山市での二瓶先生の研修会のご案内
筑波大学附属小学校の二瓶弘行先生と学ぶ「国語講座」が開催されます。
県内の若手教員が独自に開催される研修会です。こういう意欲が、富山の教育を支えます。
著名な二瓶先生の国語の世界を存分に味わってください。
「二瓶先生と学ぶ国語講座」
日時:平成24年12月1日(土)13:00~16:00
会場:県民会館612号室
参加費:1,000円(資料代)…当日、受付にて
日程
12:30~12:55 受付
12:55~13:00 開会行事
13:00~16:00 講座
16:00~16:15 閉会行事
参加人数:40名(多数の場合は、申込み順)
<申し込み先>
柳井 洋一郎 kokugo.tym@gmail.com「二瓶先生と学ぶ 国語講座」お世話係
【電子メール記入事項】
件名:「二瓶先生と学ぶ国語講座申し込み」と必ずご記入下さい。
本文:
1お名前
2ご所属
3ご住所と郵便番号
4万一の連絡先
・申し込みは電子メールでお願いします。メール受信後、折り返し受付確認の電子メールを お送りします。
・申し込み後、3日経っても返信がない場合は下記あてにお問い合わせ下さい。
差出側、受 付側のウィルス対策ソフトなどにより電子メールが届いていない可能性があります。
・締め切りは 11 月 25 日(日)です。以降は下記連絡先にお電話下さい。
・万一の緊急連絡先は、天候状況や交通機関の乱れなどにより、会の運営に変更が生じた場 合に緊急にお知らせするためのものです。
・この個人情報は、会の運営以外に使用しません。
論理的思考力とは?
学力向上推進委員会の先生方の言葉で、「論理的思考力」という言葉がよく出てきました。ロジカルですね。私は、「筋道を立てて考える力」と、理解していました。たいへん、わかりやすい記事がありました。
論理的思考力とは何か? ふくしま国語塾主宰 福嶋 隆史
論理的思考力とは、「バラバラな考えや言葉を整理する力」 のことである。
「関係を整理する(単純化する)力」とも言える。
論理的思考力とは、「バラバラな考えや言葉を整理する(関係づける)力」です。「単純化する力」とも言えます。論理的に考えられるようになると、ものごとが次々と整理され、単純化されていくわけです。最もシンプルな単純化の例は、「みかん、ぶどう、りんごを食べた」、これを「果物を食べた」とすることです。これは、論理的思考力を構成する3つの型のうちの1つ「言いかえ」に当たります。「言いかえる」「くらべる」「たどる」という3つの型を身につけることを目標としています。まず「3つ」という時点でシンプルですから、低学年の子どもたちであっても、難なく理解・習得できます。
●「言いかえる力」……同等関係(抽象・具体の関係)を整理する力。
●「くらべる力」………対比関係を整理する力。
●「たどる力」…………因果関係を整理する力。
☆詳しくは→教育ZINE(明治図書)へ
まだ手にしていませんが、わかりやすいのと、なかなか気になる内容ですので、次に読んでみようと思います。センターで購入の予定はありません。
学力向上推進委員会の報告
今年度から始まった学力向上推進委員会が終わったのは、10月30日。成果物を発行しないというコンセプトで、ワークショップで進めた会ですので、成果は参加者の一人一人の中にあります。というと、格好いいのですが、どのような会であって、どんな話し合いがなされたかは、町の先生方に知らせる必要があります。
さて、これがなかなか頭を悩ませまして、先日まで総教セでの発表に集中していました。そう、いい訳です。なんとか原稿を仕上げましたので、委員長、所長代理に見ていただいた後、来週には発行いたします。
クマ目撃情報(南保地区)
★役場、産業課からクマの目撃情報が入りましたので、お知らせします。各学校には、11/12中に連絡しています。今回の内容は、情報内容が少ないので、「教育・情報安全メールサービス」では、配信していません。
【クマ情報(第3報)】(11/13)
昨日夕方クマの目撃情報がありました、南保越周辺をAM10:30~12:00にかけて、現地パトロールがなされましたが、出没した形跡は発見されていません。 再度、PM4:00~日没にかけてパトロールすることになっています。
【クマ情報(第2報)】(11/12)
本日17:00ごろ南保越付近でクマの目撃情報ありました。17:15ごろ役場に通報ありました。町防災行政無線で注意喚起のアナウンス及び青パト車輌等による広報車巡回を実施しています。
【クマ情報(第1報)】(11/12)
本日午前9時00分頃、南保(越)赤川焼工房周辺で地域住民からの熊の目撃情報がありましたので、情報提供いたします。