ICTの研究大会(大阪)へ

ICTの文部科学省の研究発表会(大阪)へ行って参りました。朝日町情報教育研究調査員のさみさと小学校の兵庫秀典先生も参加してくださいました。
大阪のホテルが会場ですが、3階に入った瞬間。未来の教室で活躍を待つ機器たちの展示が2会場で始まっていました。朝日町は、あえて電子黒板を入れていませんでした。各校1台の導入があった時点では、まだ電子黒板は50型で小さいものでした。最近は85型。そして100型と大型化していますし、ペンに対しての反応もよくなってきています。
①最新の電子黒板事情
②タブレットの教室への導入の現状
この2点について、各メーカーから直接お話を聞き、触ってみることが一番わかりやすい。カタログ見ててもわかりませんからね。
4年生が、隣の会場にやってきて、タブレットを利用した国語の授業をしてくれました。一人1台のタブレットに 書き込んで、集約して、また子どもたちのタブレットに送る。といった情報の集配やある子の書いたものを選択して、拡大して電子黒板で提示といった内容です。授業研究の視点ではなく、ICTの授業として観ました。ICTを使ったら、使わないよりも学習に効果があるかどうかだけなのです。ありました。35人の書いたものが、即座に電子黒板上に並びます。紙を集めて、一つを選んで印刷して配付する時間がいらないのですから。あえてでしょうか、板書をなさらなかったので、子どもの発言が視覚化されず、発言のつながりや検討、かかわりは少なかったと思いますが、子どもたちにとっては、よく見えるので、わかりやすい授業であったと思います。
タブレットを35台。電子黒板を1台。それをつなぐソフトも安いものではありません。そう考えると、教室で一人1台のタブレット(iPadなど)の利用は魅力的ですが、もうすぐではないのかもしれません。次期のコンピュータ入れ替え等のタイミングでしょうか。
デジタルポスターセッションは、電子黒板での研究校の報告でした。電子黒板が各教室に、教室全員にタブレットが与えられている学校の報告でした。
少し、朝日町の学校の教室の近い未来の姿を想像できるようになりました。今回のようなICTをぜひ使いたいという先生方が多いと、学校も活気づくことでしょう。