気になる教育書

センターでの図書購入は本年度分は終了しております。今年度は、けっこう新刊を購入しました。一度、ご覧いただければと思います。大量退職、大量採用の時代が到来したからでしょうか、教育書が売れているようです。新しい著者も多く登場しています。
センター所員は、個人的に買って読んでいる本を少しずつ紹介いたします。お忙しい先生方は参考にしていただければと思います。
「堀 裕嗣」先生はご存じでしょうか。最近、すごいペースで本を出しておられます。「10の原則 100の原理」シリーズが人気ですね。月刊「生徒指導」でも執筆しておられますし、今頃は毎週、講座や講演で飛び回っておられるうようです。「生徒指導10の原理・100の原則」は、中学校向けの生徒指導の本ですが、小学校高学年からの「かわいらしさから変容しつつある」頃の子ども集団の見方には参考になると思います。風貌も体格もいい堀先生の生徒指導は、「毅然とした指導」一辺倒ではありません。だから、小学校の先生にもいいのです。
「もし、私たちが教える方法で子どもたちが学ぶことができないなら、私たちは、彼らが学ぶことのできる教え方を学ばねばならない」という文を引用されるぐらいで、けっこう理論的な生徒指導ですが、読みやすい一冊です。