投稿者「朝日町教育センター」のアーカイブ

小中学校教育講演会

朝日町小中学校教育講演会を行いました。講師には、東京学芸大学教職大学院 准教授 岩瀬直樹先生をお招きしました。

まず、信頼をベースとした学級経営の考え方を示していただきました。心の体力が温まるエンパワメントな人間関係をつくること,子供たち一人一人のコミュニケーション能力を育むことが重要であることを示唆いただきました。

小中学校教育講演会

小中学校教育講演会

次に、演習を通じてオープン・クエスチョンやホワイトボード・ミーティングを活用した指導法を体験しました。これらを用いて聴くことで、客観的に相手の状況や気持ちがイメージでき、共感することができました。そうしたことで相手と一緒に考え合おうとする関係ができました。

共に考え合い、解決策を探る。そうやって見つけたことを友達と一緒に実践するので、子供は自分事として取組み、仲間意識を大切にしていくのだと思いました。

また、「オープン・クエスチョンは、クラスで○○回位練習しました。」という言葉をお聞きし、子供たちを支援するために教師としての信念を持つこと、相手を信頼することの大切さを重ねて教えていただきました。

講師の先生には感謝申し上げます。

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小中高生徒指導連絡協議会①

第1回朝日町小・中・高生徒指導連絡協議会を行いました。今回は、警察署より少年警察補導員の方を講師にお招きして、「子供たちの問題行動の現状と対策について」というテーマで講話をいただきました。

小中高生徒指導連絡協議会

小中高生徒指導連絡協議会

県内でも児童生徒がスマホ、SNSにかかわったトラブルが発生していると伺いました。このことを防ぐために、児童生徒の年齢に応じた適切な指導を継続して行うことが必要であると示唆していただきました。スマホ、SNSの利用の際の規範意識を育てることは、生徒指導の重要な責務となっています。

さらに、少年に手を差し伸べる立ち直り支援活動や警察等の関係機関と学校との連携が重要であることを指導していただきました。あわせて「顔の見える人間関係づくり」が大切であることを示していただきました。地域社会全体でコミュニケーションを図ることで、「ひとりで悩む」という状況を防ぐことにつながるという言葉が印象に残りました。

警察署から頂いた資料の表紙には「守ろう富山の元気っ子」というテーマが記してあります。地域の連携の下、一枚岩となってこのことに努めていきたいと思います。

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研究主任会①

第1回研究主任会を行いました。この会は、町学力向上の取組の一つとして、各校の研修について情報交換を図り成果と課題を共有し、自校の研修に生かすことを目的としています。

研究主任会

研究主任会

今回は、今年度の各校の校内研修計画について情報交換を行いました。

小学校では、共に学び合い、主体的に追究する子供の育成を図るための手立ての一つに、「温かい学習集団を育てるための人間関係づくり」が計画されています。

もう一つの小学校では、主体的に心と体の健康づくりを実践していく子供の育成を図るための手立ての一つとして、「子供の健康生活を支える環境づくり」が計画されています。

中学校では、主体的に学び、自らの考えを生き生きと表現する生徒の育成を図るための手立ての一つに、「書く活動の機会を確保して、自分の考えをしっかりともち、伝え合う学習活動」が計画されています。

このように、各校とも児童生徒の「主体的な学び」を育てるために様々な手立てを工夫しておられます。このことから学んだことを授業で実践してみたいと思いました。ある研究方法に、助言者を要請したり、他校の研究発表会に参加したりして先進研究に学ぶということが示してあります。教員も主体的に学ぶことを示唆されている現状を捉えた研修計画だと思いました。

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特別支援教育研修会

「朝日町特別支援教育研修会」を行いました。今回は、児童生徒の教育的ニーズに基づいた支援の在り方について研修しました。

特別支援教育研修会

特別支援教育研修会

講師の先生からは、ユニバーサルデザインの視点を取り入れた歌の指導や生徒指導、教室の環境整備等の在り方について、また、特性のある児童生徒への効果的な支援とその留意点などについて、理論と実践を結びつけて指導いただきました。

参加した教員からは、「障害の特性を理解するとともに、子供の実態把握を通して、子供のつまずきの要因を推測し、それに対応した支援をとることが大切だと思いました。」「一人一人の子供への支援が他の子供にも有効な支援となることが分かりました。」「生徒の思いや願いをしっかり聞くことを心がけたいと思います。」などの感想をいただきました。

ユニバーサルデザインに沿った学級づくり・児童生徒への支援は不易だと思います。各教室での推進・充実を期待します。

講師の先生には、深く感謝を申し上げます。

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小中生徒指導研修会①

第1回小中生徒指導研修会を行いました。今回は、中学1年生の授業参観と情報交換を通じて、小中の連携を強化することを目的として行いました。

授業参観では、生徒たちは集中して授業に取り組んでおり、「学業=本分」が生徒たちの眼差しから伝わってきました。中1ギャップが少し気になっていましたが、生徒たちには中学校進学という節目が好影響をもたらしているようでした。

小中生徒指導研修会

小中生徒指導研修会

次に情報交換を行いました。小学校の先生方からは授業参観の感想を中学校の先生方からは1年生の学校生活の様子を伺いました。生徒の成長した姿をほめる感想や部活動に熱心に取り組んでいること、協力して宿泊学習を行ったことなど充実した中学校生活を伺うことができました。さらに、個別の様子について情報交換を図り、生徒理解を深めました。

参加した先生方からは、「小学校の情報が、中学校の指導に生かしてもらっておりよかった。」「小学校の指導の流れが分かり、参考になった。」などの感想をいただきました。

この研修会を通して、小中の先生方の顔をつなげ、連携のパイプを強化したいと思います。

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情報教育研究調査員会②

情報教育研究調査員会を行いました。今回は、授業でのタブレットの効果的な活用について研修しました。

情報教育研究調査員会

情報教育研究調査員会

講師の先生からは、Keynoteとロイロノートについて指導していただきました。Keynoteはプレゼンの制作と実施をシンプルなものにしています。さらに、近い距離なら一斉配信が可能です。ロイロノートは自分で作ったカード(ノートや画像)を並び替えて、自分の考えをまとめることに生かせます。また、カードは先生に提出したり、友達同士で交換したりすることができます。

これらのアプリは、子供たちが考えをまとめる、話し合うなどの活動の中で、情報の選択・整理や比較・共有等に役立つ効果的なツールです。また、思考を可視化することは、協働学習に生きると思います。

今回の研修を基にして、8月に予定している町情報教育研修会では、タブレットを活用した授業の実践事例の提示と実技研修を行い、その効果の周知を図り、町小中学校におけるICT活用の推進及び充実につなげたいと考えています。

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生活科理科自然観察現地学習会

生活科理科自然観察現地学習会を行いました。場所は、朝日町笹川地区のほたる交流館周辺です。笹川地区での自然観察は初めての試みです。

今回は、「日なた・日かげの植物の観察」「池や川の生き物の観察」「草花遊び」という視点から研修しました。

まず、講師の先生から2つのウバユリを見せてもらいました。一つは日向のもの、もう一つは日陰のものです。葉の大きさや色、茎の太さ等の違いが手に取るように分かりました。また、葉に視点を向けてみると、日向のものは緑色の濃淡が薄く、明るい色であり、日陰では濃く、暗い色になっています。植物が持っている光合成のための工夫について学ぶことができました。

次に、「カラムシ」「アカソ」「ヨモギ」などは繊維が取れる草花であることやワラビの飛行機、ホウノキの風車などの草花遊びなどを指導していただきました。

生活科理科自然観察現地学習会

生活科理科自然観察現地学習会

笹川地区のふるさと遊歩道には、野生のユリが咲くそうです。その花を参加者に観察してもらいたいと、講師の先生はこの日まで現地踏査を重ねておられました。残念ながら、花が咲く時期には少し早かったとのことでした。

終わりに、春の若葉、川のせせらぎ、小鳥の鳴き声など、子供たちには自然の美しさ尊さを体験させてほしい。よい学習機会に恵まれることが学ぶことにつながり、意欲的な学習、豊かな心を育むと指導いただきました。

子供たちへの指導の在り方を通じて、教師としての学びが重要であることを示唆いただいたと思います。講師の先生には感謝申し上げます。

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郷土教育教材開発研究調査員会②

第2回郷土教育教材開発研究調査員会を行いました。今回は、8月に行う朝日町現地学習会について話し合いました。

現地学習会は、朝日町の史跡や施設等の見学や体験を通して、地域の歴史・文化への理解を深めることを目的としています。このことと併せて、今年度は、研修内容を郷土学習の素材として授業で活用することを加えました。

郷土教育教材開発研究調査員会

郷土教育教材開発研究調査員会

話合いでは、「地域の今と昔を知ることをテーマとして見学場所を設定してみてはどうか。」という意見をいただきました。

そこで、一つは昨年度研修をした宮崎太郎、北陸の宮等の史実について継続して研修することとしました。昨年度は、宮崎太郎の史実を学ぶとともに宮崎城跡を見学しております。そこで、今年度は笹川地区の北陸の宮に縁のある御所跡、諏訪神社等の見学を通して、その時代と歴史について学びたいと思います。

もう一つは、今についてです。御所跡、諏訪神社等を有する笹川地区は、移住交流体験施設 ほたる交流館を起点とした地域の充実が図られています。このことは、今年度からの第5次朝日町総合計画の「夢と希望が持てるまちづくり朝日町」と関連しております。

「古きと新しきを訪ねる学習会」となるように現地学習会の研修内容を整え、先生方の理解及び郷土学習の素材化につなげたいと考えています。

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学力向上プログラム研修会

さみさと小学校の学力向上プログラム研修会に参加しました。講師の先生からは、アクティブ・ラーニングについての考え方を指導いただきました。

アクティブ・ラーニングは、「子供たちが=授業の主体者」となって、「目標―学習―評価」のサイクルを基に、学習を展開します。

これまでの「指導と評価の一体化」の主体者は「教師」でした。これを「子供たち」と置きかえるわけですから、先生と子供たちとで目標を共有し、その目標に基づいた評価を行い、評価をもとに子供たちと先生で最善な学習方法を立てて学習を進めていくこととなります。

この形が、「学修者の能動的な学修への参加」と言えます。そして、このことは子供たちの社会的実践力を育てることにつながると言えます。

教師が、学修者である子供たちの「能動的な参加」を実現すること、このことはアクティブ・ラーニングも求めています。学校における授業づくり、学級づくりにおいて不易であり、重要な支援だと改めて思いました。

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朝日町小中学校教育講演会のお知らせ

今年度の朝日町小中学校教育講演会を6月17日(金)14時40分より、朝日町役場4階大ホールにて行います。講師は東京学芸大学 准教授 岩瀬 直樹 先生です。演題は、「信頼関係をベースとした学級経営と教師の役割」です。

岩瀬先生は、全国の学校を参観する中で、組織論、クラスづくり、授業の改革の必要性を感じ、実践研究を始められました。授業や日々の生活場面で子どもたちが笑いあい、助け合い、学び合い、高め合うことができる「信頼ベース」のクラスづくりを提唱されております。

教育講演会を通じて、学級経営についての考え方、子どもが主体的に学ぶ授業、日々の学校生活をつくる支援等について、学びたいと思います。

講演会については、チラシをご覧ください。

朝日町小中学校教育講演会のチラシ

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