今年度の新規研修会として、朝日町道徳研修会を行いました。会場は、静かで落ち着いた環境を整えておられる朝日町図書館を利用させていただきました。朝日町図書館は、町の中央に位置しており、日頃から多くの町民が利用しておられます。中高校生も勉強に来ており、生涯学習の集いの場となっています。
研修では、講師の先生から道徳の教科化が求められる背景について、学校における道徳教育の在り方について、さらに「特別の教科 道徳」の目標及び内容や考える道徳の授業を実践する際の考え方及び留意点、学習事例について、そして評価についての考え方などについて指導していただきました。
参加した先生方からは、「今までの自分の道徳の授業を振り返りながら講演を聴くことができました。先生のお話を伺い、考える道徳のイメージが湧いてきました。また、授業構想の仕方を具体的に示していただき、演習も行ったので、とても分かりやすかったです。」
「道徳は、発問や意見を出させることにこだわりが強かったが、生徒が自己を見つめ、自己や物事を多面的・多角的に捉えさせることの大切さを理解することができました。」
「これまでの自分の道徳の授業の形式を根本から見直さなくてはいけないと思いました。考え、議論する道徳のために、授業に向けて考えを深めていきたいです。今回のお話を聞き、クラスの様子をよく分かる担任でなくては、道徳はできないのではないかと感じました。」などの感想をいただきました。
この研修には、U-9(教職経験10年未満)の先生方に多数参加いただきました。講師の先生のお話を通して、道徳授業への心構えや授業の組み立て方、教科化へ向けての準備等について視野を広げる機会になったことと思います。
講師の先生には感謝申し上げます。