投稿者「朝日町教育センター」のアーカイブ

学力向上推進委員会②

第2回学力向上推進委員会を行いました。今回は8月に結果が出た全国学力テストの正答率、誤答率、無回答率等のデータから、朝日町小中学生の学力・学習状況の成果と課題を分析しました。

学力向上推進委員会

学力向上推進委員会

 

 

 

 

 

国語科では、目的に応じて適切に引用を用いる力を付けることが課題です。引用を用いて表現することで、相手に十分に理解してもらう、相手を説得するという経験を意図的に仕組んでいけばよいという意見をいただきました。

算数・数学科では、小学校では小数の大きさを見分ける力を付けることが課題です。小数が含まれた数の大小を見分ける力を付けるたにはフラッシュカードを利用すればどうかという意見をいただきました。授業の始めにフラッシュカードを使って小数の大小を見分ける練習を繰り返しすることで定着を図ることができると考えます。

理科では、児童生徒が主体的に実験する学習が大切であり、仮説、検証、解明の学習を身に付けることで、理解の定着につながるというと意見をいただきました。この他にも、各部会では、児童生徒への学習指導につながる効果的な指導について熱心に議論が交わされました。

これらの学習指導の改善ポイントを第3回委員会でまとめ、朝日町の学力向上策の一つとして、先生方に提言することとしています。

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学力向上研修会

さみさと小学校の学力向上研修会に参加しました。講師は、富山大学教授 松本謙一先生です。松本先生の研究室では、内地留学を通して朝日町の多くの先生方が学んでおられます。

学力向上さみさと小この研修会では、「子供が育つ単元づくり」というテーマで、ご講話をいただきました。

松本先生が実践された、小学校1年生の生活科「みんななかよし―ひよこ―」の授業を通して、教師は子供に身に付けさせたい能力を明確にすること、活動の中から課題が生まれるように、「もの」や子供たちの活動などを仕組むこと、子供が自分の発言に込めた思いを、教師は誠意をもって汲みとることなどを指導していただきました。

さらに、チーム学校として学校の教育力・組織力を構築していくための教員相互の連携意識の重要性について指導していただきました。

松本先生には、教育者としての使命感、子供に対する教育的愛情、教科等に関する専門的知識、広く豊かな教養などを熱くご指導していただきました。本当に感謝申し上げます。

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朝日町適応指導教室「あすなろ」からのお知らせ

朝日町適応指導教室「あすなろ」からのお知らせです。

適応指導教室「あすなろ」では、児童生徒、保護者の皆さんからのご相談を受けています。お電話などでお気軽にご相談ください。

連絡先など、詳しくは「お知らせ」をご覧ください。

朝日町適応指導教室「あすなろ」からのお知らせ

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朝日町児童生徒作品展について

9月26日(土)・27日(日)に、「アゼリアホール」のロビーにて、第53回朝日町児童生徒作品展を開催します。

児童生徒が科学的な視点から研究・思考に取り組んだ研究や調査、工作等を一堂に展示します。作品の中には、小学校1年生のときから継続して研究を重ね、追究している作品もあります。また、どの作品も児童生徒が主体的に取り組み、課題を解明しています。

出品部門は、「1部 発明・工夫、工作部門」、2部「科学部門」、3部「郷土・自由部門」となっています。

朝日町の児童生徒の研究の成果をぜひご覧ください。

H27児童生徒作品展のポスター

 

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現地学習会(郷土を学ぶ研修会)

町の史跡や施設などの見学を通して、地域の歴史・文化への理解を深めることをねらいとして、朝日町現地学習会を行いました。

まず、「ものがたり宮崎太郎」について研修しました。講師の先生から、木曾義仲と宮崎太郎の関わりについて、歴史考証をもとにして、ご指導いただきました。また、宮崎城跡、北陸の宮墳墓、宮崎太郎墳墓の見学では、宮崎城が北陸道の要害の地であったことや北陸の宮が宮崎に居住された経緯をご指導いただきました。

朝日町は、宮崎太郎や木曾義仲が活躍した時代の山城や史跡があります。これらの歴史的遺産を通して、朝日町の歴史を児童生徒に伝えたいと思いました。

あさひ城山公園

あさひ城山公園

田んぼアート

田んぼアート

 

 

 

 

 

次に、朝日町の農業の取組のひとつである「チューリップ栽培」、「田んぼアート」について研修しました。講師の先生から、チューリップづくりの作業工程や工夫について、春の四重奏、田んぼアート等の制作の経緯等について、ご指導いただきました。

春の四重奏とは、チューリップと菜の花、桜、朝日岳の残雪が一望できる景観です。春先のこの景観は多くの人に親しまれています。チューリップの早生品種を導入して、桜の開花前には必ず咲いているようにしておられるというお話を伺いました。

「田んぼアート」は秋に向けて稲穂が育っていました。古代米や早生品種、晩生品種を使うことでデザインしているとのことでした。その景観は高台からでも十分楽しめましたが、上空からの景観はさぞかし見事だと思いました。

講師の先生からは、歴史、農業を通じて、町を想い、地域に貢献することが重要であることを示唆いただきました。講師の先生には感謝申し上げます。

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授業力アップ研修会 理科実験

授業力アップ研修会「理科実験講座」を行いました。この研修は、講師に県総合教育センター科学情報部の先生を講師にお招きし、理科実験の基本的知識・技能を習得し指導力の向上を図ることをねらいとしています。

講師の先生からは、「月の満ち欠け」では、理解に役立つ模型製作について、「水のすがたと温度」では、実験を正確に行うための支援について、指導していただきました。

授業力アップ研修会 理科実験

授業力アップ研修会 理科実験

 

 

 

 

 

 

参加した教員からは、「子供たちが苦手な月の満ち欠けの学習を楽しく教えられそうな感じになりました。身近なもので簡単に作り、考えることができるのでよいと思います。」

「水の沸点を100℃にするときの実験方法とその留意点は大変参考になりました。気圧が低いところでは100℃以下でも沸騰することは知っていましたが、その実験が、理科室でできることに驚きました。丁寧な準備があれば、今日のようによく分かる実験ができるのだと、教材研究、準備の大切さを改めて感じました。」などの感想をいただきました。この研修の成果を各校に持ち帰り、今後の実践に生かしてほしいと思います。

理科の授業力アップにつながる、実りのある研修会となりました。ご指導いただきました講師の先生方には、感謝申し上げます。

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学校教育運営研修会②

第2回学校教育運営研修会は、「人間力を高める」という演題でご講演をいただきました。

講師の先生からは、ゴールイメージを明確にして児童生徒の指導に当たること、自立的に活動する力を育てること、個を高め集団を育てることを指導していただきました。

学校教育運営研修会②

学校教育運営研修会②

 

 

 

 

 

これは、児童生徒との信頼関係のもと、共に課題を考え、課題達成に取り組み、その成果をほめ、認めます。まさに、開発的な生徒指導を通して児童生徒を育てておられる実践を示していただきました。

児童生徒の人間力を高めるための考え方や指導法について多くのことを学ぶとともに、指導者として教育的愛情を持って児童生徒に支援しておられる先生の姿に大きな感銘を受けた研修会となりました。本当に、感謝申し上げます。

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生徒指導に関する講演会

日 時 8月19日(水)

講 師 文教大学 教授 松田 素行 先生

演 題 「生徒指導が追い求めるもの  ~いじめ問題への対応を中心として~ 」

講師に、文教大学教授 松田素行 先生をお招きし、「生徒指導に関する講演会」を開催しました。

生徒指導に関する講演会

生徒指導に関する講演会

 

 

 

 

 

まず、いじめの問題性について指導していただきました。いじめの最大の問題は、いじめによって孤立感をもってしまうとともに、意欲を失います。このとき、教師は児童生徒を孤立感から解放してあげるための支援をすることが大切です。

次に、学校の危機管理と生徒指導体制について指導していただきました。危機の予知・予測に努めること、危機回避のための対策を確立しておくこと、危機への対処、何を守るかを明確にしておくこと、これらのことを備えておくことが大切です。

さらに、開発的な生徒指導の重要性を指導していただきました。児童生徒を認める、ほめる。出番をつくり、役割を成功させるためにかかわり、成果を分かち合うことを示されました。児童生徒の自尊感情を高める支援を進めることが大切だと思いました。

いじめ問題の対応、開発的な生徒指導のポイントを示唆いただいた講演会でした。講師の先生には感謝申し上げます。

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指導力に関する講演会

日 時 8月11日(火)

講 師 植草学園大学 名誉教授 野口 芳宏 先生

演 題 「学力を形成する授業の技術」

講師に、植草学園大学名誉教授 野口芳宏 先生をお招きし、「指導力向上に関する講演会」を開催しました。

授業力向上に関する講演会

授業力向上に関する講演会

 

 

 

 

 

まず、先生から参加者に「授業の主役は誰か」と問われました。結論は、授業の主役は教師です。児童生徒は授業の主賓であり、教師は、主賓である児童生徒に学力を付けることが務めです。

そのために、私たち教員は授業力をつけることが必要です。講師の先生からは、次のことを指導していただきました。

クラスの児童生徒は全員当事者、傍観者をつくらないことが大切です。児童生徒にノートに書かせる。手を挙げさせない。書くことで考える活動をつくる。書いたことを基に話し合い、全員が授業に参加するという方法でした。参考になりました。

さらに、声の大きさや速さ、言葉遣いなど発言の仕方も丁寧に指導することで、説得力のある発言を身に付けることを指導していただきました。これは、指導のポイントであり、言語活動を充実させるために効果的だと思いました。

まちがいは直します。そのとき、まちがいに気付くことができてよかったという雰囲気を教師は学級につくっておくことがポイントになります。できることより変わること、学ぶことが大事だということを学級に広めることだと思いました。

授業力を高めるためのポイントを示唆いただきました。講師の先生に教えてもらった児童生徒は、「国語の授業はおもしろい。」と思ったと推測します。講師の先生には感謝申し上げます。

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道徳に関する研修会

日 時 8月10日(月)

講 師 日本道徳教育学会 名誉会長 横山 利弘 先生

演 題 「道徳の教科化に対応するために」

魚津地区センター協議会が主催する道徳に関する講演会を開催しました。講師には、日本道徳教育学会 名誉会長 横山利弘先生をお招きしました。

道徳に関する講演会

道徳に関する講演会

 

 

 

 

 

今回の講演で、先生からは、特別の教科 道徳に対応をするためのポイントとして、教材を使いこなす授業力、客観性をもたせるための評価の取り組みについて指導していただきました。

実際に授業を想定しながら、児童生徒が考えを引き出すための発問について、多様な考えを引き出すための授業展開について、児童生徒の考えを認め、ほめることの重要性などを示していただきました。

これらのことを生かして、児童生徒の道徳的価値の自覚、道徳的実践力の育成につなげていくことが必要です。

道徳の教科化に向けて、教員の授業力アップはこれまでと同じく大切です。併せて、学校としての客観的評価の取り組みも考えていかなければならないと思います。

特別の教科 道徳についての考え方、取り組み方が見えてきたように思います。講師の先生には感謝申し上げます。

 

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