投稿者「朝日町教育センター」のアーカイブ

平成28年度がスタートしました

平成28年度がスタートしました。関係機関の皆様、今年度もどうぞよろしくお願い申し上げます。

第1回朝日町教育センター運営委員会を行いました。開会のあいさつでは、教員の真意として、自ら伸びることが求められる。先生方には研修を通じて質の高い指導力を身に付けてほしいと言葉をいただきました。

朝日町教育センター運営委員会

朝日町教育センター運営委員会

事業計画案の検討では、生活科・理科、郷土教育等の現地学習会において鹿島樹叢について研修することを示唆いただきました。また、「朝日町の歴史」の改訂では、専門的な知識を持った方から指導を受けることを示唆いただきました。このことから、朝日町の人・自然・文化にかかわる研修の充実・推進に努め、児童生徒が朝日町のよさを体感することができる授業づくりにつなげたいと思いました。

また、町内小中学校では、デジタル教科書、タブレットの拡充を図っています。児童生徒の学び合いと体験を土台にして、言語活動の充実や他者との協働・交流、ICT機器の効果的な活用などを中心に捉えながら、実践研究に取り組み、学力向上につなげたいと思います。

さらに、現代の教育の多様化に対応するため、道徳、英語、特別支援教育等の研修を推進していきたいと思います。

この28年度も、関係機関の皆様との連携・協力に努めて、センター事業にあたっていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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平成27年度が終了しました

朝、センター周りのゴミ拾いに出たところ、草木が芽吹いた緑色が、目に飛び込んできました。春の暖かさを感じます。

朝日町教育センター

朝日町教育センター

平成27年度も本日で終了です。今年度も、関係機関の皆様には大変お世話になりました。ありがとうございました。

また、教育安全情報のメール配信についても、本日で終了となります。28年度のメール配信については、学校からあらためてご連絡させていただきます。

暖かい日が続いていますが、昨年と比べると、役場の周りの桜の木の芽は、心なしか小さいようです。蕾が膨らむのを楽しみに待ちたいと思います。

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小中学校の卒業式

町の小中学校の卒業式に出席しました。

小中学校とも、卒業証書を受け取る卒業生の凛とした態度からは、小学校の6年間、中学校の3年間で学び励んできたことで、自分を成長させたという自信と満足感が伝わってきました。また、中学校では生徒の答辞から、小学校では呼びかけのことばから、さらに卒業生の歌声から、小学校、中学校卒業というひとつの目標を達成した喜びが伝わってきました。

卒業式のしおり

卒業式のしおり

この目標達成という事実は、子供たちのエネルギーとなり、前に進む意欲を醸成します。自らの力で得たエネルギーを基にすれば、一つ上に進むこれからの新しい学校生活に希望を膨らませて臨むことができることと思います。

また、式の中のことばにもありましたが、朝日町の人・自然・文化を愛する、心豊かでたくましい子供を育てるために、向上することの大切さ、向上しようとする人が醸し出す緊張感と輝きを家庭、地域、学校が一体となって示し導いてきたことが、卒業生の姿を通して見ることができたのだと思われます。

卒業した子供たちは、ワンステップ上がって中学生、高校生となりますが、これからも家庭、地域、学校による支援は欠かせません。「朝日町の子供たちを町全体で育てる」という上司のことばの重みを改めて感じました。

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朝日町適応指導教室「あすなろ」(3月)

朝日町適応指導教室「あすなろ」は、学校を休んでいる小・中学生が、再び学校へ通えるよう支援する教室です。

安心できる落ち着いた雰囲気の中で、自分のペースで学習したり、パソコンで興味のあることを調べたり、読書を楽しんだりすることができます。

子育てのことやお子さんのことで最近気になっていること、心配されていることなど、保護者の皆さんからの相談も受けています。

詳しくはチラシをご覧ください。

▽ あすなろからのお知らせ(チラシ)

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教育図書・DVD・Videoの目録

朝日町教育センター・視聴覚ライブラリーでは、教育図書、DVD、Videoの目録を作成しました。

220160323_0000教育図書では、平成28年度朝日町学力向上研修会の講師(予定)の俵原正仁先生の著書、「なぜかクラスがうまくいく教師のちょっとした習慣」「楽しい授業づくりのツボ」を、また、平成28年度朝日町小中学校教育講演会の講師(予定)の岩瀬直樹先生の著書、「最高のチームになるクラスづくりの極意」「信頼ベースのクラスをつくるよくわかる学級ファシリテーション」等を備えております。

DVDでは、3.11の釜石の子どもたちの行動を再現した「釜石の奇跡」、道徳教材ドラマ「聲の形」等を備えております。

他にも多数の図書、DVDを用意しております。ご利用ください。

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「教育の情報化」推進フォーラム

平成27年度「教育の情報化」推進フォーラムに参加しました。文部科学省生涯学習政策局からの「教育改革の方向性と教育の情報化」についての基調講演は大変参考になりました。

「教育の情報化」推進フォーラム

「教育の情報化」推進フォーラム

今、向き合わなければならない我が国の状況の一つに、生産年齢人口(15歳以上~64歳未満)の減少があります。2060年には2010年と比べると約半数まで(8,000万人→4,000万人)減少する見込だということです。

そのころは、子供たちの65%は大学卒業後、今は存在していない職業に就く。今後10~20年程度で約47%の仕事が自動化される可能性が高い。2030年までには、週15時間程度働けば済むようになる。日本の労働人口の49%が人工知能(AI)やロボット等で代替可能になるなどの予測が立てられています。こうなると、現在の職業の多くは、今後なくなっていくと予測されています。

このことから、教育課程企画特別部会論点整理では、「新しい学習指導要領等が目指す姿」として、今後は、急速に情報化が進展する中で、情報や情報手段を主体的に選択し活用していくために必要な情報活用能力、統計的な分析に基づき判断する力、思考するために必要な知識やスキルなどを、各学校段階を通じて体系的に育んでいくことの重要性が高まっていると考えられる。併せて、ICTの急速な進展などにより、高度な技術がますます身近となる社会の中で、そうした技術を理解し、使いこなす科学的要素を全ての子供たちに育んでいくことも重要となると示しています。

文科省生涯学習政策局の方は、このことの事例として、タイピングを挙げられました。今の大学生の卒業レポートは99%がPCです。けれども、2本の指でタイピングを行っている学生がみられるというのが現状であると示されました。

PCのタイピング指導はもちろん、これからの時代に求められる資質・能力として、タブレットを活用した協働学習・課題解決のスキルの定着、情報モラルの理解など、子供たちにICT活用力を付けることは、今後益々重要になると思います。

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朝日町教育センター運営委員会②

第2回朝日町教育センター運営委員会を行いました。今回は、平成27年度事業報告及び平成28年度の事業計画(案)について協議しました。

第2回朝日町教育センター運営委員会

第2回朝日町教育センター運営委員会

開会のあいさつでは、当町は、朝日町の人・自然・文化を愛する心豊かでたくましい子どもを育てることを学校教育目標として示しており、そのためには、教員の質を高める研修を充実させることが重要であると示唆いただきました。

協議では、研修の評価として、効果測定を行うことが必要である。研修したことが、授業に生かされているかどうかを調べ、研修内容の改善につなげることにも取り組んでいくとよい。

クマの出没等の理由から、自然観察や史跡見学等の機会がほとんど無くなっていることや町外からの先生が増えていることなどから、朝日町の自然や文化、歴史、民話等の郷土教材への理解が浅くなっている。このことから、研修では、郷土の素材について周知を図ることが必要である。泊高校観光ビジネスコースでは、朝日町の地域紹介のDVDを作成しているので参考にしてほしいなど、センター事業改善へ向けて、示唆いただきました。

また、素晴らしい講師に出会うと、研修したことを現場(授業)で生かすことができる。OJTとともに、これからはOJL(learning)が求められると示唆いただきました。このことから、先生方が主体的に学ぶことができる研修の内容と場の提供を考えることが必要だと思いました。

日頃から、当教育センターの運営にあたっては、朝日町教育委員会、朝日町小中学校、関係機関の皆様から、多くのご指導、ご協力をいただいております。心より御礼申し上げます。

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朝日町子どもサポートネットワーク連絡会

「朝日町子どもサポートネットワーク連絡会」の研修に参加しました。この会は、教育、福祉、保健、医療、就労等の関係者が、それぞれの分野について相互理解と連携を深め、支援体制の構築を図ることを目的としています。

今回は、相談に来られた方へのサポートについて研修しました。まず、相談者、関係機関の方とは、顔の見える関係をつくること、そうすることで、相手との距離が縮まり、親しみをもつことにつながります。

二つ目に、相談では、相談者に分かりやすく噛み砕いた言葉で伝えるなどの配慮をします。

三つ目に、相談者の思いを分かり、理解することです。本人ができることと手伝うことを見極めた上で支援をします。

四つ目に、相談者が喜んで来られる場となるようにします。相談者の居場所づくりにつながると思いました。

当教育センターでは、適応指導教室で児童生徒と一緒に学習や生活に取り組んでいます。今回の研修でも、児童生徒へのサポートに生かしたいという事例をいくつも学ぶことができました。連絡会を運営しておられる担当課の方、事例提供と指導助言をいただいた方、関係機関の方には感謝申し上げます。

 

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合同調査員会②

第2回合同調査員会を行いました。今回は、郷土教育教材開発研究調査員会、情報教育研究調査員会から、活動報告及び次年度の計画案を報告、提案しました。

郷土教育教材開発研究調査員会では、町の史跡や施設等の見学や体験を通して、地域の歴史・文化について理解を深めることを目的として朝日町現地学習会を実施しました。

今年度は、木曽義仲・巴と宮崎太郎あさひ塾の方から、宮崎城と木曽義仲、宮崎太郎等の関わりについて、また、チューリップ、菜の花の栽培を通して、春の四重奏の景観を創出された農業経営者の方から、郷土の景観を守り、活かす農業の取組について講話をいただきました。さらに、郷土教育調査員から、ヒスイ海岸やたら汁街道、芭蕉句碑等の町の歴史・文化の特色について解説するなどして研修を深めました。

町の歴史的遺産に触れ、地域の活性化に取り組んでおられる方々と交流したことは、教員の視野を広める有意義な機会になったと思います。

情報教育研究調査員会では、ICTの活用を通して、授業に役立つスキルの向上を図ることを目的として、「デジタル教科書を活用した模擬授業」及び「タブレットの効果的な活用」について情報教育研修会を行いました。

まず、デジタル教科書の活用事例として、国語科では、漢字の筆順や部首、読み方、及び本文の読み上げ等について、算数科では、筆算の手順や分度器、コンパスの使い方等について研修を行いました。参加者には、デジタル教科書の分かりやすさや楽しさといった視覚的効果や反復学習の容易性などの効果を実感してもらうとともに、指導に生きるスキルを身に付ける機会になったと思います。

次に、タブレットの活用事例として「ぱっと転送」及び「Keynote」について研修を行いました。参加者からは、授業の中でワークシートに代えてタブレットが使える、フラッシュ教材が簡単に作れるなどの感想があり、ICTの活用への関心を高める機会となったと思います。さらに、内地留学を通じて教育の情報化について研鑽を積まれた先生より「ICTの活用を考える」というテーマで講義をいただき研修を深めました。

続いて協議では、「小学校で行われたインターネットに関するアンケートは、児童の実態把握につながっている。28年度は、町で情報モラルにかかわる共通のアンケートを作成して、児童生徒の情報モラル指導に取り組んではどうか。」

「泊高校観光ビジネスコースでは、町の歴史、文化にかかわるDVDを作成している。朝日町小中高の連携として、観光ビジネスコースの生徒さんから、町の歴史、文化について小中児童生徒に伝えてもらうという活動も考えられる。」などの意見をいただきました。

児童生徒が、郷土朝日町に誇りと愛着をもつことができるように、また、ICTのメリットを生かし、デメリットに対処して活用していくように、郷土・情報教育調査員会の活動を通して、調査・研究に努めていきたいと思います。

 

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研究主任会③

第3回研究主任会を行いました。今年度、最後になります。

各校では、校内研修を通じて、授業力向上や健康づくり等の研究に取組んでおられます。

小学校では、学び合う学習を仕組むために、ペアやトリオ、グループによる活動を位置付けています。そうすることで、分からないところを気軽に聞き合ったり、自分の考えを説明したり教えたりすることが身に付いてきました。また、授業の基礎となる学習規律の確立も図られています。学習の準備を整えて授業に臨む、友達の話に耳を傾けて聴くことなどを身に付け、集中して学習に取組んでいるとのことでした。

心と体の健康づくりに取り組んでいる小学校では、健康づくりのキャッチフレーズ「みんなでまめなけ あさひ野っ子」が全校に浸透したことで、よい姿勢やけがの防止など、健康づくりの活動に自分事と考えて取組む姿勢が見られるとのことでした。

中学校では、互見授業が実践されました。授業の前に、互見授業の視点を全体に周知することで、教科をこえて参観することができた、また、参観カードを活用することで、授業者は授業改善につなげることができたとのことでした。

各校の研究は、どれも学力の向上、児童生徒の育成につながる効果的な実践です。この会で情報交換したことを各校及び町教育センター等の研修で広めていきたいと思います。

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