がんばる先生たちの研修の様子」カテゴリーアーカイブ

特別支援研修会 「どの子にもあると便利な支援と肯定的な評価を」

6月27日(火)に、県総合教育センター 教育相談部 研究主事 鍛冶 茂郎先生をお招きして「朝日町特別教育研修会を開催いたしました。
鍛冶先生は、障害の特性と合理的配慮の概念を伝えられた後、「UDLは、特定の子に必要な支援ではなく、どの子にもあると便利な支援であるという考え方である」「当たり前のことでもほめてあげられるような肯定的な評価を積極的に行ってほしい」とおっしゃられました。
参加者からは、「鍛冶先生が、話される様子そのものがUDLであったと感じた。初めに、本講義の流れを示してから、項目ごとに具体例を挙げて丁寧に説明してくださった。途中にまめなけあさひを踊る配慮もうれしかった。」「繰り返し学ぶべき内容だと改めて感じた。分かっていたつもりでも疎かになっていた部分、見過ごしていた部分があったように思えた。すぐに実践したい。」等といった意見がありました。
この研修をきっかけに、現場での子供たちへの配慮を再確認できた先生方が多くみられ、実りある研修となりました。

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小中講演会開催 上條晴夫先生「理想の授業づくりに必要なこと」

 6月22日に朝日町小中講演会が開催されました。本年度の講師は、東北福祉大学教授 上條晴夫先生をお招きし、「理想の授業づくりに必要なこと」という演題でご講話をいただきました。
上條先生は、教師教育に視点をおかれ研究されており、「理想の授業づくりに大切なこと」は、自分の強み・好きなこと・価値観を見つめ、それを軸としてアクションとリフレクションを繰り返していくことが大切であること。若手とベテランが融合するためには、それぞれのコア・クオリティー(本質~強み・好み・価値観など)を理解し合うこと等を教えていただきました。
その後のワークショップでは、まずペアとなり、「過去に体験した理想の実践」を語り合い、その相手の方の強みを見付けて伝える活動をしました。次に、4人組となり、話を聞いた相手がそのペアの実践と強みを紹介する活動をし、グループで4つの理想の実践と4人の強みを共有しました。この演習を通して、先生方の表情が、何かすっきりとし、自信に満ちた様子がうかがえました。まさに、上條先生が冒頭におっしゃった「まず先生が笑顔で元気に」という形で講演会を終えることができました。
講演会後のアンケートでは、「自分の強みを知り、それを授業に生かす。そうすると、自分も子供も楽しく学ぶことができるということを改めて感じ、ちょっと元気になりました。また、若手とベテランの意識の違い・溝のようなものに悩んでいましたが、それがなぜなのか少し分かったように思います。」といった今後の授業づくり・教師同士の人間関係づくりの向上につながる意見が多くありました。
清々しい空の下、素晴らしい講演会となりました。ご協力ありがとうございました。

 

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小教研の公開授業 あさひ野小3年生 算数に夢中!

6月12日に小学校教育課程研修会がありました。朝日町では、あさひ野小学校の中島先生が算数科の授業を公開されました。
あさひ野小の3年生の子供たちは、算数科の1時間の授業に夢中になっていました。それは、先生のいくつもの手立てが効果的だったからだと感じました。
①導入の工夫
・ デジタル教科書を活用し、視覚的に問題を提示
・ ペープサートでの問題の確認
・ 問題の言葉の中から「求めること」と「分かったいること」の整理
・ 前時までの学習をまとめた掲示
・ 子供の気付きを生かした課題提示
②個人追究への手立て
・ホワイトボードとノートの使い分け
(ホワイトボードで考えをつくる → ノートで図や言葉を使って説明する。)
③ペアの活用(説明・教え合い)
・学び合いの集団づくりができている。
(自分の考えを分かってもらえるように、ホワイトボードでマグネットを操作しなが説 明する姿。普段の積み重ね)
④適用問題の時間の位置付け
・本時の自分の伸びを確認(教師も実態把握するために必要な時間)

中島先生の授業づくりへの熱心な姿勢、子供たちの学ぶ姿勢などたくさん の素晴らしい姿をみせていただきました。

 

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朝日中学校 支援型訪問研修で落ち着いた校風とたくさんの輝きを見た

6月8日(木)に、朝日中学校の支援型訪問研修に参加させていただきました。
美しい校舎、広々とした空間、豊かな自然に囲まれた環境の中で、生徒たちは落ち着いて学校生活を送っていました。その中でたくさんの輝きを見付けることができました。
朝、生徒と先生方の明るい素敵な挨拶で出迎えられ、大変心地よい気分で訪問させていただきました。すれ違った生徒は、「ベル学(チャイムと同時に学習を始めること)」と意識して素早く教室を移動していました。お昼のランチルームでは、各部活動の「新川大会への決意」を全校生徒がしっかりと発表者に体を向け、誰もが応援するように真剣に聴く姿がありました。清掃活動では、自分たちの学び舎を美しく保とうと、生徒と先生が一緒になって黙々と掃除する姿が印象的でした。このような生徒と先生方の素晴らしい姿から、朝日中学校がずっと大切にしておられる伝統をしっかりと引き継ぎ、更に高めていることがよく分かりました。
授業でも、生徒たちは輝いていました。今日の学習課題を必ず達成しようとするやる気に満ちた眼差し。自分の考えをノートやワークシートに丁寧に書き込む姿。問題の解き方や説明の仕方をペアやグループで熱心に話し合う協働学習。仲間の発言を大切にしようとする聴き方等、生徒一人一人が「分かりたい」という意欲を前面に出して授業を行っていました。
この素晴らしい授業を支えているのは、先生方の授業改善への努力であることも分かりました。生徒の興味・関心・意欲を高めようとICTを活用した課題提示の工夫。一人一人が自分の考えをしっかりともつことができるように考えられたワークシートやポートフォリオ。ホワイトボード等を活用し、小集団で深く追究したり、教え合ったりできるように工夫された学び合いの場づくり。基礎・基本の定着や、学習の確かめを目的とした自作のプリントなどたくさんの手立てを講じておられました。その後の研究協議会では、生徒の学力を高めるためには、授業をどう改善していったらよいか熱心に話し合う先生方の姿に感心しました。
この訪問研修を終えて、「朝日町の教育が大切にしている源」を再確認することができました。

 

 

 

 

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あさひ野小学校 支援型訪問研修での子供たちの素晴らしい姿

あさひ野小学校では、6月6日(火)に支援型訪問研修が行われました。学校の教育体制や子供たちの学ぶ姿を基に、よりよい学校づくりの研修が開かれました。
その研修において、子供たちの素晴らしい姿をたくさん見ることができました。笑顔で目を見て行う挨拶。縦割り班で仲良く協力して行う給食配膳や清掃活動。子供たちの頑張りを足跡として残したきれいな掲示。休み時間にビオトープの周辺で自然と戯れる姿。整理整頓された美しい校舎など。
そして、何よりも素晴らしかったのは、「授業」でした。書く指導からの表現力の向上を目指した授業は、どの学年も素晴らしいものでした。問題に対してやる気に満ちた眼差し。ホワイトボードやノートに分かりやすく丁寧に書く姿。ICT機器を活用し、問いかけながらやり方を説明する姿。自分を見つめ、この授業での伸びを振り返る姿。
「なぜ、朝日町の子供たちは着実に伸びるのか」その答えが、今日の「元気に、楽しく、そして真面目に取り組む」子供たちの姿を見て分かったような気がしました。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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朝日町小中生徒指導研修会

中学校1年生の3クラスの授業を参観した後、「中1ギャップを解消するためには」という視点で、新1年生の現状と小中の連携について情報交換、意見交換を行いました。
小中学校の情報交換では、多数の1学年の生徒について話題に取り上げ、効果的な個別支援の方法の交流を図ることができました。課題として、SNSに関わる問題が挙がりました。「中1ギャップ」の大きな要因となるため、校長会や生徒指導主任研でも話題にし、今後の方針を考えていく必要があると感じました。

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さみさと小学校 道徳要請訪問で素晴らしい子供たちの姿

 5月19日(金)に、さみさと小学校で道徳の授業が公開されました。子供たちは、資料を基にお互い活発に意見を交わしながら、「きまり・マナーを守ることの大切さ」の価値をしっかりと学んでいました。

この研究の取組で、特に参考にしたい点が2点ありました。
1点目は、4年生の2クラスで、同じ資料を違う展開で実施したものを比較対照し、省察されているところでした。この比較を行うことで、発問の有効性や、子供の価値に対する考えの深まりなどを検証しやすいことを感じました。
2点目は、ICTの有効な活用です。導入と終末時に、スクリーンに映し出された写真に子供たちは釘付けでした。「今日は、どんなことを考えていくのか楽しみだ。」「資料に似た出来事でも同じことが言えるんだなあ。」と、子供たちが目を輝かせていました。道徳におけるICTの効果的な活用術を学ばせていただきました。

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外国語活動研修会2

第2回外国語活動研修会を行いました。研究授業は5年生のWhat would you like?(Hi, friends! 1 Lesson9) です。

外国語活動研修会

外国語活動研修会

外国語活動は、子供を引き込む魅力のある活動にすることが大切です。そのためには、学んだ語彙や表現を使わないと自分の考えや思いが伝わらないという「必然性」、単に話す、聞くではなく、相手に伝えたい、聴きたいという「相手意識」、思わずやってみたくなる、ワクワク感、ドキドキ感などを子供が実感できるように場面設定をすることが重要ですが、今日の授業では、これらがぴったり当てはまっていました。

事後研修では、指導主事先生から支持的風土が醸成された学級経営が授業の基盤として重要であることを示していただくとともに、外国語活動の授業における場面設定のポイントや学級担任とALT、JTEの役割分担の在り方、英語の教科化に向けての考え方や留意点などを示唆いただきました。

研修後は、「しっかりとした場面設定がなされた中で英語を使う授業だったので、理想的だと思いました。」「流れが明確で子供も安心して取組める雰囲気がとてもよかったです。」「事後研修では、授業について様々な視点から話を聞くことができ、勉強になりました。」などの声をいただきました。

参加された先生方は授業研究を通して、外国語活動の授業づくりのポイントをつかまれたことと思います。

授業をしていただいたHRT、ALT、JTEの先生方、指導助言をいただいた指導主事の先生には感謝申し上げます。

 

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生活科・理科自然観察現地学習会 秋編

秋の生活科・理科自然観察現地学習会を行いました。場所は、笹川地区の上笹川橋周辺です。初めに「なるほど」と感心したことがありました。集合場所の川沿いには、ケンポナシが生えています。普段、熊はこの木によじ登って実を食べる習性がある。だが、熊が登った形跡はないので、ここでは安全に自然観察ができる。参加者一同、この話を聞かせていただいたおかげで、熊への警戒心を和らげ、自然観察をスタートすることができました。

生活科・理科自然観察現地学習会 秋編

生活科・理科自然観察現地学習会 秋編

研修では、オリシバの茎を使った遊びは、子供の紐を結ぶ経験につながること、ロゼット型になった西洋タンポポの観察を通して、植物の越冬について考えさせること、ギシギシの葉はカワニナの好物なので飼育に生かせること等を指導していただきました。

次に、川原の石に磁石が付くところを見せていただきました。子供には不思議な光景として、目に映る場面だと思います。このことから、子供が「なぜそうなるのか」と疑問に思うように提示すること、「磁石が付く理由を見つけたい」という気持ちを引き出すための支援が大切だと指導していただきました。

自然観察は、自然の中でリラックスすることも学習の一つだと思います。それが、自然への愛着につながり郷土愛を育むと思います。併せて、友達と何かを発見したり互いに学び合ったりする機会でもあります。自然の魅力、理科のおもしろさを指導いただいた研修となりました。

講師の先生には感謝申し上げます。

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現地学習会(郷土を学ぶ研修会)

現地学習会を行いました。今回は、講師に、木曽義仲・巴と宮崎太郎あさひ塾の澤木昇先生を講師に招き、「古きと新しきを訪ねる学習会 ~宮崎太郎ゆかりの史跡を訪ねて~」というテーマで研修しました。

現地学習会・郷土を学ぶ研修会

現地学習会・郷土を学ぶ研修会

先生からは、古くから北陸道の要害の地であった宮崎城や北陸宮についての歴史的経緯について、笹川の諏訪神社と木曽義仲とのかかわりについて、大家庄の舘弾正、井口蔵人の功績などについて指導いただきました。

朝日町はいつの時代も武将たちが攻防を繰り返す合戦の舞台となっており、町内にさん然と残るつわ者どもの夢のあと、宮崎城跡や山城、鹿島神社、諏訪神社等の史跡は、数百年の長い歴史を物語っていました。

参加した先生方からは、「宮崎ゆかりの史跡を実際に歩きながら、目の前の光景を説明していただいたので、そうだったのかとすぐに納得することができました。遥か遠いその時代を生きた人々の思いに触れることができ、知恵や勇気に感動しました。」

「先生の確かな検証に基づく話は大変分かりやすく、地形や広さ、山々の連なり、樹木の生い茂り方等、あらゆることが歴史を考察する上で重要な手掛かりになることを学びました。」などの感想が寄せられ、町の歴史への理解と愛着を深めていただいたことと思います。このことが子供たちの社会科や生活科の充実につながると推測します。

朝日町の先人の努力の足跡について、ご指導いただいた講師の先生には感謝申し上げます。

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