朝日中学校 支援型訪問研修で落ち着いた校風とたくさんの輝きを見た

6月8日(木)に、朝日中学校の支援型訪問研修に参加させていただきました。
美しい校舎、広々とした空間、豊かな自然に囲まれた環境の中で、生徒たちは落ち着いて学校生活を送っていました。その中でたくさんの輝きを見付けることができました。
朝、生徒と先生方の明るい素敵な挨拶で出迎えられ、大変心地よい気分で訪問させていただきました。すれ違った生徒は、「ベル学(チャイムと同時に学習を始めること)」と意識して素早く教室を移動していました。お昼のランチルームでは、各部活動の「新川大会への決意」を全校生徒がしっかりと発表者に体を向け、誰もが応援するように真剣に聴く姿がありました。清掃活動では、自分たちの学び舎を美しく保とうと、生徒と先生が一緒になって黙々と掃除する姿が印象的でした。このような生徒と先生方の素晴らしい姿から、朝日中学校がずっと大切にしておられる伝統をしっかりと引き継ぎ、更に高めていることがよく分かりました。
授業でも、生徒たちは輝いていました。今日の学習課題を必ず達成しようとするやる気に満ちた眼差し。自分の考えをノートやワークシートに丁寧に書き込む姿。問題の解き方や説明の仕方をペアやグループで熱心に話し合う協働学習。仲間の発言を大切にしようとする聴き方等、生徒一人一人が「分かりたい」という意欲を前面に出して授業を行っていました。
この素晴らしい授業を支えているのは、先生方の授業改善への努力であることも分かりました。生徒の興味・関心・意欲を高めようとICTを活用した課題提示の工夫。一人一人が自分の考えをしっかりともつことができるように考えられたワークシートやポートフォリオ。ホワイトボード等を活用し、小集団で深く追究したり、教え合ったりできるように工夫された学び合いの場づくり。基礎・基本の定着や、学習の確かめを目的とした自作のプリントなどたくさんの手立てを講じておられました。その後の研究協議会では、生徒の学力を高めるためには、授業をどう改善していったらよいか熱心に話し合う先生方の姿に感心しました。
この訪問研修を終えて、「朝日町の教育が大切にしている源」を再確認することができました。