投稿者「朝日町教育センター」のアーカイブ

8月18日 小中高教育講演会で子供との関係づくりを学ぶ

 8月18日(金)に朝日町小中高教育講演会が開催されました。今年度は、富山大学大学院教職実践開発研究科 准教授 石津 憲一郎先生をお招きし、「子供と教師の関係づくり」という演題でご講演をしていただきました。
石津先生は、『子供の心を開くためには、「自立とエネルギー」「安心と安全」が必要である。子供自身のエネルギーは、関係性・有能性・自律性の3つの歯車がかみ合い、動きださなければ生まれてこない。そのために、教師が「対話・心情・関心・共有」によって安心・安全な関係をつくることが大切である。体験活動は、その関係性を作るきっかけをつかむのに適しているので、積極的に取り入れるとよい。』と、教えてくださいました。
後10日間で、「学校行事等の多い2学期」が始まります。この石津先生に学んだことを各校で実践し、子供との関係づくりを積極的に進めることで、たくさんの子供の心の歯車が回り、のびのびと活躍してくれること期待しています。

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大昔の秘密を探る楽しさを学んだ 現地学習会

8月17日(木)に朝日町現地学習会が開かれました。
今年度の学習会のテーマは、「朝日町の遺跡から昔の生活や地形の秘密を探る」でした。特別講師は、まいぶんKANにお勤めになっておられる学芸員 嶋田 典子氏と、4名の郷土教育教材研究調査員をお招きし、「植物の圧痕から縄文時代の新発見(まいぶんKAN・不動堂遺跡)」「発掘50周年 浜山玉作り遺跡の秘密」「富山初の自然史の標本展示場 ヒスイ化石KAN」の3つのことを、現地に足を踏み入れ学びました。
講師の先生方は、自作の資料やクイズを基に「朝日町の文化財から分かった新しい秘密」を参加者に分かりやすく伝えてくださりました。説明の補足や質問への詳しい返答等は、嶋田氏がフォローしてくださり、更に深い内容を知ることができました。
朝日町に初めて赴任した参加者の感想からは、「朝日町に貴重な文化財がこんなにもあるとは思わなかった。講師の先生方の解説も大変分かりやすかったです。歴史についての授業や、総合的な学習等でぜひ子供たちに紹介したいと思いました。」という声が多く聞こえてきました。
「新しい秘密を探っていく楽しさ」をじっくりと感じさせていただいた素晴らしい学習会となりました。

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8月9日 道徳に関する講演会 杉田氏「大切なことは教師力・学校力」

8月9日に入善町うるおい館で魚教セ協業事業である「道徳に関する講演会」が開催されました。今年度は、國學院大学教授の杉田 洋氏をお招きして、「温かい心を育てる教育」について学びました。
杉田氏は、文科省視学官、学習指導要領解説特活編作成協力者等の経験から、日本の教育のよさ(特に特活)を国内だけでなく世界に広めておられる方でした。その経験を基に「行動のエネルギーを生み出す特別活動、心のエネルギーを生み出す道徳。この2つが子供のモチベーションをあげる。学校で何かを創り出すのは子供自身、必要な支援・指導をするのは教師。健全な自尊感情を生み出せる教師力・学校力をつけていってほしい。」と各地の実話をご紹介いただきながら熱く語ってくださいました。
「教師としての自信と希望、そして使命感」を改めて感じさせていただいた、心に響く講演会となりました。

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8月4日 授業力アップ!!理科実験講座

 8月4日(金)に県総合教育センター科学情報部の主事の方々をお招きして、朝日町授業力アップ研修会(理科実験)を行いました。
今回の研修には、25名程度の教員が参加し、①「しんきろうの世界」②「バーチャル火山噴火」の2つの実験にチャレンジしていただきました。
①では、砂糖水と真水との境界を人口的に作って、光の屈折を起こし、蜃気楼現象を見事に再現することができました。
②では、紙粘土でつくった火山口から、水・石膏・重曹を化学反応させて出る溶岩が流れ落ちる様子を観察しました。実際にニュース等で見ているシーンを間近でみているようで、溶岩があふれてくると歓声が上がっていました。
講師の先生方には、専門的な立場から身近な材料を基に実験を行うための工夫や、現象の原理を理解するための模型製作について、ご指導をいただき、大変実りのある研修会となりました。

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8月3日 情報教育研修会でスキルアップ! 

朝日町情報教育研修会が、8月3日(木)にあさひ野小学校で開催されました。
朝日町の小中学校には、県内随一の最新情報機器がそろっております。それを有効に活用し、情報活用能力等の学力を向上することが喫緊の課題とされています。
そこで、朝日町では、情報教育研究調査員会が中心となって毎年夏季休業中に研修会を行っています。今年の研修内容は、「授業の始めの3分でできるプレゼンでの復習」「ミライシードの活用」の2本柱で行いました。
研修1では、情報教育研究調査員の指導のもと、Camscannerで必要な写真を取り込み、Keynoteでプレゼン化することで簡単なフラッシュカードを作り上げることができました。研修2では、ムーブノートを活用し、児童生徒全員が話合いに参加できる授業を体験してから、児童用のワークシートの作り方を学習しました。
参加した教員の感想には、「即実践していけるプログラムばかりで、とても参考になりました。学習に積極的に活用し、主体的・対話的で深い学びの形成を目指して工夫して使っていきたいです。」といった声が聞かれました。

このように、新学習指導要領による教育の変化に対応し、ICTを積極的に活用することによって、朝日町の教育力を高めていこうといった前向きな意識をもつことができた有意義な研修会となりました。

 

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8月1日 朝日町学力向上プログラム研修会

 夏休みに入ってはや1週間が経ちました。8月の研修のトップバッターとして「朝日町学力向上プログラム研修会」が開催されました。今年度は、筑波大学附属中学校 教諭 岡田 幸一先生をお招きして行いました。
岡田先生は、「生徒が読みもの(小説等)を好きになる学習を作り出すためには?」「子供たちが主体的に読み深めていくアクティブラーニングとは?」ということを中心に、自らの中学校での実践からつくられた多数の資料を基に、具体的な手立てと方法を示してくださいました。また、後半には、模擬授業形式で短編小説の中から「問い・キーワード」を見付ける活動を先生方に生徒役として参加していただき挑戦していただきました。思った以上に一人一人の問いが多様性に富んでいることが実感させられました。
先生方の感想からは、「問いを大切にして子供たちに任せてみることを挑戦してみたい。」「主体的な学習を生み出すためには、授業者の十分な構えが必要である。その裏側の努力とよさを感じさせていただいた研修会だった。」など、岡田先生の読み深める活動に刺激を受けた参加者が多く見られました。
「主体的・対話的で深い学びとは何か?」
一人一人の先生方が、各専門教科において教科研究を重ね、授業改善を図っていく必要性を感じた研修会でした。

 

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外国語活動研修会 「教科化になっても相手を思う心を育ててほしい」

7月31日(月)に外国語活動研修会が開かれました。講師に、文教大学教育学部 教授 金森 強先生をお招きして「新学習指導要領に応じた英語指導の在り方」について学びました。
金森先生は、「これからの教育に求められることは、新しい知識を知ることよりも、活用する方法を知ることや、目的・場面・相手・状況等に応じて考えて行動する力をもつことである。よって、従来の英語教育の発想を大きく変えなければならない。そのためには、小学校の楽しむ・親しむ外国語活動の考え方を大切に英語好きの子供たちを育てていってほしい。」と、強く望まれていた。
「外国語の意味が知りたい。外国人と話したい。文字を書いて伝えたい。」そんな願い・目的意識をどうやってもたせるのか。これが、これから求められる新学習指導要領における「教師の指導力」なのだということが明確となった研修会でした。

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7.22  「あさひまちふるさと探検隊」に参加して

7月22日に、朝日町教育委員会のふるさと教育事業「あさひまちふるさと探検隊」がありました。このイベントに、町内30名以上の小学生と 保護者の方が参加されました。
朝、町のバスに乗り、宮崎海岸に行きました。そこでは、ヒスイ拾いとベント釣りを体験しました。
ヒスイ拾いでは、ガイドさんから教わった白っぽいきれな石を懸命に探し、「これってヒスイですか?」と何度も確かめる姿が見られました。中には、運よく2つのきれいなヒスイをGETしている子もいました。
ベント釣りは、ほとんどの子が初体験でした。波打ち際の石の間に、イカを垂らすと「ピクピク。」とすぐに反応がありびっくり!!女の子はイカを放り投げて逃げ出してしまうほど驚いていました。当たりがあったので、ゆっくり引き上げてみると、ドジョウのような魚(ハゼの一種)がイカに食いついて出てきました。すぐに反対の手で捕まえないと逃げられてしまうので、子供たちも大人もゲーム感覚で、すっかりはまってしまいました。あっという間の海岸遊び。最後は、名物たら汁をいただいて帰りました。子供たちは、自然の楽しさ、朝日町のよさを肌で感じられたことでしょう。

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7月12日 情報教育研究調査員会

7月12日に、ベネッセコーポレーションのICTアドバイザーをお呼びして、「ミライシード」の研修会を行いました。「ムーブノート」の研修では、教師側から準備されたワークシートに意見を書き、掲示板で交流する方法を教えていただきました。また、自分の意見をもってからでないと、仲間の意見を見れないように制限をかけることなどもできることを知りました。この「ミライシード」を実践してみることで、「全員が話合いに参加でき、個々の考えが深まるツールの一つであること」を調査員全員が身をもって学ぶことができました。
8月4日の研修会には、先生方に調査員の方から「ミライシード」等をご紹介したいと思っておりますので、楽しみにしていてください。

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「特別な教科 道徳」の見通しをもった道徳研修会

 7月7日(金)に道徳研修会がありました。講師に東部教育事務所 指導主事の岡村典子先生をお招きして研修会を行いました。
岡村先生には、「教科化の経緯と目標の理解」「今までの道徳となんら変わらないこと」「各校の重点項目と別葉の見直し」「中心発問の考え方」「評価に対する動向」など具体例をあげながら、懇切丁寧にご指導いただきました。
参加した先生方の感想には、「特別な教科 道徳となりますが、先生がおっしゃられた通りこれまでの道徳とはっきり異なるとは考えておりません。異なる点は、評価をきちんと記述しなければいけない部分だと思います。課題があって、中心発問、まとめ、振り返りの流れの中で、子供たちがねらいに達しているかどうかをいろいろな方法で確認していきたいです。」といった心強い言葉がたくさんありました。
大切なことは、教師である私たちがしっかりとしたねらいをもって、子供たちに授業を提供することであると再確認できた研修会でした。

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