6月12日(火)に魚津地区中学校教育課程研究会が開催されました。朝日中学校では、2年生の理科、1年生の音楽科の授業が公開されました。この日参加された先生方は、この公開授業を基に、授業力向上・教科教材の研究を熱心に進められました。
2年生の理科の授業では、岩田先生の指導の下、どの化学反応でも質量保存の法則が成り立つのかを実験を通して証明する授業でした。特に、工夫されていた所は、初めの実験では、炭酸水素ナトリウムと塩酸の化学反応により、生徒の予想と違い質量が軽くなった実験結果をあえて出したところです。そこから、生徒たちの考察が生まれ、二酸化炭素が放出したところにたどりついたのでしょう。その後の、ペットボトルを使っての密閉したアイディア実験も効果的でした。
1年生の音楽の授業では、「春第一楽章」の曲想の変化から情景と音楽との関わりを感じ取る授業でした。
この授業では、個人で感じ取り、思い浮かべた情景をワークシートに書き込み、それを基にグループで話し合う活動に取り組んでいました。意見を出し合い、集約していくために何度も聞き返し確かめ合う探究的な協働学習が成り立っていました。中には、「~のような情景が思い浮かんだ。」「トゥルルルルのところは、きっと雷ではないか。」等といった曲の中にしっかりとストーリーを描いているグループも見られました。
今日の授業を参観させていただいて学んだことは、正しい解答にたどり着くまでの過程の中に、大きな学びがあるということです。だからこそ、その過程に教師が工夫(変化)を取り入れることで、より深い学びが生まれるのだということを、2つの授業から教えていただきました。
朝日中学校の皆さん、今日は貴重な授業を参観させていただきありがとうございました。