6月11日(月)に小学校教育課程研究会が開催されました。さみさと小学校では、算数科と理科の授業が公開されました。
3年生の理科では、昆虫の足の本数と足の付いている部位について一般化する授業でした。モンシロチョウの足のつき方を個々に予想できるよう、付箋を足に見立てて付けられるワークシートが準備されていました。また、他の昆虫のペープサートやガラスに入った標本、実物投影機を使って拡大した映像等を使って1つずつ丁寧に確かめていました。3年生の発達段階に合わせた操作活動による追究や、様々な視覚的支援が大変有効であったと思います。
6年生の算数科では、(表面積)×(高さ)を使った体積の求め方の学習でした。5年生の学習で習った立体をあえて提示し、見方を変えることで、より簡単に体積を求められることを導き出そうとしていました。この授業では、個人追究→グループでの協働追究→全体での追究の流れが確立されていました。どの子も表面積を使った体積の求め方を深く追究できるように、色塗り等ができる2種類の図を準備したり、実物と同じ大きさの模型を手渡したり、ホワイトボードを手渡したり等の手立てが数多く準備されていました。その分、子供の考えが膨らみ、深い知識へとつながっていったことを感じました。
このように、「よい授業」は、児童生徒の実態把握を基に、それに合わせて「全員の主体的な学びを保障している授業」であると、2つの授業を参観させていただいて、改めて感じました。ありがとうございました。