がんばる先生たちの研修の様子」カテゴリーアーカイブ

飯野小学校へ行ってきました

朝日町の小学生は、今日は休業日でした。小学校教育課程研究集会の日なのです。朝日町には今年度は指定校はなく、一番近くでは入善町の飯野小学校が、体育科の研究指定校になっています。というわけで、今日は飯野小学校へ体育の授業を観に行ってきました。以前にさみさと小学校におられた永原先生(3年生)と若いのにセンスあふれる授業をされる岩山先生(5年生)が授業者でした。お世辞抜きに、子どもたちが育っている様子がよく見られました。体育の指定を生かして、学校が活力に満ちている感じがしました。すばらしいですね。

★小さな工夫がたくさんあって、見ていて感心しました。子どもが動きやすく、活動しやすい工夫というのは、気持ちがいいものです。電子黒板かと思ったら、テレビ画面に透明のシートがかけられています。

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さみさと小学校へ行ってきました

さみさと小学校の通常訪問研修です。朝から夕方まで、1日です。先生方もたいへん忙しい日常の中で、じっくりと準備して、自分の新たな授業に挑戦してみる。やる方はたいへんですが、そういう研修なので、たいへん意欲的な授業を一度に参観できる機会です。地区センターの所員としては、1時間に3つも4つも授業を観て助言される指導主事の先生方の授業を観る視点に注目し、感心して観ていました。さて、先月末の休日に会ったH先生は、高岡市までティーボールの道具を探しに行かれた帰りでした。そうやって、みなさん授業に取り組んでおられるのです。

教室の掲示や板書を見ていても、アイディアと単元の学習を高めようとする工夫がいっぱいです。


学び合いのイメージ


「学び合い」というキーワードの具体的な子どもの姿のイメージしにくいです。グループで、「ごんの気持ちの変化を心情曲線で表す」。このサイズのホワイトボード一つで、子どもたちは頭を寄せて考えます。穏やかな言葉のつなぎ、交換がゆっくりと。「話し合い」と「学び合い」は違うとよく言われますが、この場面を見ていると、なるほど、確かに話し合いではなくて、学び合いだと感じます。研究主任の先生の教室なので、学習のねらいに向けての学習形態などの設定がよく考えられています。全体→グループ→個。学習形態(ペア、グループ)の変化がよく見られますが、学習のねらいの達成に向けて必要な(有効な) 設定なのかを考えなくてはと言われます。低学年はペアを45分間に何度も。3年生以上は4人(男女混合)のグループをというのが、「学び合い」のスタンダードだそうです。

研究協議会のスタイル

熱心な協議会の様子です。2部会に分かれると、この人数ですので机を囲んで行えます。フリーカードは、本校は時系列ではなく分類で実施されていました。生活科なので、グループ中心の活動なので時系列ではない方がいいのでしょう。しかし、写真を見ると、一般的なKJ法になっています。なんとなく、学びの事実や学習全体が見えにくくなっています。それでも先生方は、このスタイルに慣れておられるので、子どもの姿とその子とのかかわりをつないで、教室の各地にあった学びを共有しておられました。順番でなくても、全員の先生が話されますし、誰かの声が大きくてその発言が通ることはありません。現代的な授業リフレクションです。外から見ていると、話し合いの内容が実はよくわかりません。可視化できるホワイトボード・ミーティングを併せると、どんな感じになるのだろうと思いました。一度、どこかにホワイトボード・ミーティングを実践している学校(企業)を観に行きたいものです。あさひ野小学校、さみさと小学校と、たいへん学びの多い2日間でした。皆様、ありがとうございました。

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あさひ野小学校へ行ってきました

あさひ野小学校へ2回目の訪問日でした。今回は、2年生と4年生の国語を参観できるということと、フリーカードで研修されるということで楽しみに行って参りました。2年生の音読は素晴らしく、どの子も上手ですし、音読を繰り返しながら物語の読みを深めていました。4年生はポスターセッション形式の授業と一斉での話し合いの授業。とても穏やかに発表する姿がありました。どの主導主事からも、無難な授業ではなく、意欲的に挑戦しておられる授業だとお褒めいただきました。フリーカードは2回目ということでしたが、放射状に配置することで4観点を時系列に並べて見ることができる、ある意味、新しい手法が生みだされていました。実施した回数ではなく工夫なのですね。方法が一人歩きしがちですが、要は授業リフレクションのための手段なのですね。子どもたちの発言に負けず、先生たちも積極的に議論しておられました。明日はさみさと小へ1日行きます。


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学力向上推進委員会

学力向上推進委員会。その2回目が開かれました。
いわゆる全国学力・学習状況調査の機会と結果を生かして、授業改善につなげていこうという委員会です。他市町村の様子を聞きながら設定しました。委員のみなさんが、設問を見ながら「何ができそうか?」と考えてくださいました。何か冊子にまとめるとか、成果物を発行するとかいう 決まったゴールはありません。それでも、集まると工夫が生まれ、熱心な議論が始まります。次回、3回目で終了です。

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研究主任会

朝日町は2小学校、1中学校です。今年度から、各校の研究主任の先生方が集まる「研究主任会」が始まりました。ありそうで、なさそうな会なのです。各校で1人で奮闘されがちな、研究主任さん。「どんな感じで研究進めている?」「授業研究のリフレクションの手法は?」など、お互いの学校の研究に刺激とアドバイスをいただく会になっています。朝日町の大きなチカラになることでしょう。

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朝日中学校の研修

朝日中学校の研修会に行ってきました。1年生の数学、2年生の国語と学級会の授業が公開されていました。いつもながら、落ち着いて授業に取り組む姿に感心しました。朝日中学校は、生徒の学習態度への評価はたいへん高いのですが、当校はそこから一歩進めて、より質の高い「学び合い」を目指しておられます。今回は、事後研修にも、授業リフレクションの手法を取り入れたワークショップ型の手法を取り入れ、より効果的な研修を目指しておられる姿が印象的でした。各部会の進行も20代、30代の先生方が進められるなど、新風が吹き込む秋の午後でした。


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道徳の授業に関する講演会

「道徳のチカラ代表」の佐藤幸司先生が富山に来てくださいました。朝日町教育センター主管ですので、これが一番の楽しみであり、終わるまではセンターが落ち着かない事業です。
昨晩、1991年の「道徳授業研究」を引っ張り出してみると、そこには20代の佐藤幸司先生の論文と実践が載っているのです。「あっ、この実践真似した」ということを思い出しました。世は法則化時代で、なんとか授業ができるようになりたいと日本中の若い教師が熱かった時代でした。そのときの代表だった深澤先生が退職され、若者だった佐藤先生が50代になっておられます。いつまでもお若く見えます。
講演の内容は、さすがです。講座には一抹の不安もありませんでした。皆さんが満足されたり、少し前向きな気持ちで授業に向かうエネルギーになることは予想とおりです。それほどの先生なのです。
どちらかというと、「つまらない」と子どもが感じていることの多いのが道徳ではないでしょうか。 本当はそうではなく、週に1時間がとても大事ということがよくわかりました。書籍がたいへんたくさん売れました。ということは、講演がすばらしかったのです。
朝日町教育センター関係の夏の研修は、今日で終わりました。たくさんありました。先生方、お疲れ様でした。さあ、2学期ですね。

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金澤敏子さんの講演

元KNBアナウンサーでディレクター。入善町在住。現在は、「細川嘉六ふるさと研究会」の代表である金澤敏子氏をお招きして、学校教育運営研修会の2回目が行われました。テーマは、『「泊・横浜事件」を取材して』です。朝日町の「紋座」にゆかりの大きな事件であるが、なかなか見えにくかった歴史の陰のところです。朝日町や泊に生まれ育っていてもよく知らないのは、なぜだろうと思っていました。戦後も再審中であったこと、記録が抹消されていたこと、そしてそれを風化させまいとした人たちがいたことを知りました。つくづく、この朝日町というのは実に深く、重い歴史をもった土地だと感じました。

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小中高校教育研究協議会

朝日町の教育の特色の一つでしょう。小、中、高校の教員が一緒になって講演を聴くという会があります。県下でも珍しい活動です、朝日町は一町に一中学、一高校ということもあり、生徒指導研修会など小、中、高校の連携が強く意識されています。
さて、講演会は、「放射線の一般知識と人体の影響」と題して、富山大学の鳥養祐二先生をお招きして、行われました。放射線についての基礎的な講演でしたが、ほどよい内容で、わかりやすい講演でした。放射線の一つ「カリウム40」は、干し昆布1kgあたりに2000ベクレルだが、ビールには10ベクレルというお話が心に残りました。

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学校教育運営研修会その1

まさに「伏黒劇場!」
一度は聴かなくちゃと言われる 教育記念館 館長 伏黒 昇 先生を講師に朝日町学校教育運営研修会が開催されました。「とやまの至宝:ヘルン文庫」と題したお話は、実はここ朝日町の泊と深くつながったお話なのです。たいへん深い知識とお話の構成、語り口、そして演出とも、至高でした。「今まで聴いた講演の中で最も興味深かったです」という感想が参加者からありました。
次回は、8/17(金)に金沢敏子さんの「泊・横浜事件」についてのお話を聞きます。まさに、今日の続きのような知っているようで知らない朝日町の歴史のお話。

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