投稿者「朝日町教育センター」のアーカイブ

学級づくり成功の極意

冬休みに入っても出勤しておられる先生方も多いですね。でも、この冬季休業中の間に、研究紀要の執筆とともに、3学期の「戦略的構想」を練られることでしょう。センターは、最近の教育書の執筆者が若返っています。しかし、授業づくりネットワーク世代と教師塾世代に、TOSS世代も健在の、3世代が混在するのは、やはり急激な大量退職、大量採用時代への要求がそこにあるように思えます。
さて、当センターの課題ですが、そんな現在売れている教育書の執筆者が、大事にしておられること、具体的な主張は何なのかを見て、共通性を見ています。そのことで、現在の学級づくり、学年づくり、授業づくりへの有効な思想、哲学、方法が見えてくるのではと思っています。

赤坂真二先生の本が、教育センターに3冊あります。「学級づくり成功の極意」を読み直してみました。アドラー心理学を基盤にもっておられるので、個や集団への配慮が抜群です。この点だけでも、見習える内容が豊富です。第2に、希に見る、抜群の小学校教師でした(今は、准教授なので)。学級づくりの実践と考え方を見れば、圧巻の教師の姿があります。集団をつながりをつける手法は、書籍や講座でもいろいろありますが、なかなかいいものばかりではありません。本書には、良質のグループ体験のアクティビティが、すぐ使えるようになっています。私が一番気に入ったのは、「機嫌のいい教師」と「叱ること」についてでした。読んで納得はするが、明日の学級には変化が起こらない本もありますが、明日が変わる1冊です。冬休みに、ぜひどうぞ!

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学校は冬休み中です

小中学校が冬季休業に入りました。
教育センターも、より静かになりました。
昨日、授業DVDや教育書を借りに来られた先生もおられました。
「なかなか観られなかったので、冬休みに観ようと」という先生もおられることでしょう。
町教育センターは、平成24年は、12月28日(金)まで。新年は、1月4日(金)から開いています。
それでは、皆さん(誰?)、よいお年を。

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気になる教育書

センターでの図書購入は本年度分は終了しております。今年度は、けっこう新刊を購入しました。一度、ご覧いただければと思います。大量退職、大量採用の時代が到来したからでしょうか、教育書が売れているようです。新しい著者も多く登場しています。
センター所員は、個人的に買って読んでいる本を少しずつ紹介いたします。お忙しい先生方は参考にしていただければと思います。
「堀 裕嗣」先生はご存じでしょうか。最近、すごいペースで本を出しておられます。「10の原則 100の原理」シリーズが人気ですね。月刊「生徒指導」でも執筆しておられますし、今頃は毎週、講座や講演で飛び回っておられるうようです。「生徒指導10の原理・100の原則」は、中学校向けの生徒指導の本ですが、小学校高学年からの「かわいらしさから変容しつつある」頃の子ども集団の見方には参考になると思います。風貌も体格もいい堀先生の生徒指導は、「毅然とした指導」一辺倒ではありません。だから、小学校の先生にもいいのです。
「もし、私たちが教える方法で子どもたちが学ぶことができないなら、私たちは、彼らが学ぶことのできる教え方を学ばねばならない」という文を引用されるぐらいで、けっこう理論的な生徒指導ですが、読みやすい一冊です。

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センター協議会の研修

地区センターが年に数度集まって、総合教育センターでの合同研修があります。これが、なかなか刺激的です。というのは、研修の方法は、もうずいぶん前から講義形式からワークショップ型に変わっています。たくさんの人が、よりよく学べる研修。ワークショップ型といっても、その手法は、より効果的なものへ細部が修正されています。

フリーカードを使ったスタイルでも、少しずつ設定や味付けが違いますが、その細かなところの差が、けっこう結果に出てくるようです。朝日町の各校の校内研も次は、ここらの細かなところをどう設定するかでしょう。

夏に講師で朝日町においでいただいている上野敏浩先生の研究発表会での報告がありましたが、プレゼンテーションの巧みさに見とれてしまいました。どうも近年は「地味に」を意識していましたが、「見せる」という点で、とても引き込まれる発表でした。もうプレゼンなら何度もやったからいいやではなくて、必ず新しい動きがあるものですね。たまに新風を取り組まなくてはと思いました。とても参考になりました。

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地域の教材を求めて

朝日町郷土教育教材研究開発調査員会は、郷土の貴重な歴史を整理しています。これまで、私たちの先輩方が掘り起こし、授業にしてきた郷土の学習材もだんだん使われなくなったり、資料が紛失したりと、郷土の教材を取り上げて授業する先生も少なくなってきました。
まだ、授業しておられた先生が、メンバーにおられる今、次の世代に受け継いでいただけるように準備をしています。さて、舟川新の耕地整理については、ご存じですか?

この2枚の写真。左が耕地整理の前、右が耕地整理の後です。そして、この耕地整理は、富山県で最初の耕地整理なのです。この時代には、たいへんな大事業で、7年間もかかったそうです。突然、富山県の東の端で、県内のどこもやっていない耕地整理を始める人の物語が、実に熱く、そしてずいぶんと切ないのです。今回、先生たちは、この「舟川新の耕地整理」の教材化のため、藤井家を管理しておられる大井さん(お孫さん)に取材させていただきました。細かな資料や写真が整理され現存しています。うちのお二人の先生は、20年前にも大井さんのお父さんに取材をされたそうです。デジタル化し、使える資料にしていきます。来年あたり、どこかで授業していただけるといいのですが。

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ICTの研究大会(大阪)へ

ICTの文部科学省の研究発表会(大阪)へ行って参りました。朝日町情報教育研究調査員のさみさと小学校の兵庫秀典先生も参加してくださいました。
大阪のホテルが会場ですが、3階に入った瞬間。未来の教室で活躍を待つ機器たちの展示が2会場で始まっていました。朝日町は、あえて電子黒板を入れていませんでした。各校1台の導入があった時点では、まだ電子黒板は50型で小さいものでした。最近は85型。そして100型と大型化していますし、ペンに対しての反応もよくなってきています。
①最新の電子黒板事情
②タブレットの教室への導入の現状
この2点について、各メーカーから直接お話を聞き、触ってみることが一番わかりやすい。カタログ見ててもわかりませんからね。
4年生が、隣の会場にやってきて、タブレットを利用した国語の授業をしてくれました。一人1台のタブレットに 書き込んで、集約して、また子どもたちのタブレットに送る。といった情報の集配やある子の書いたものを選択して、拡大して電子黒板で提示といった内容です。授業研究の視点ではなく、ICTの授業として観ました。ICTを使ったら、使わないよりも学習に効果があるかどうかだけなのです。ありました。35人の書いたものが、即座に電子黒板上に並びます。紙を集めて、一つを選んで印刷して配付する時間がいらないのですから。あえてでしょうか、板書をなさらなかったので、子どもの発言が視覚化されず、発言のつながりや検討、かかわりは少なかったと思いますが、子どもたちにとっては、よく見えるので、わかりやすい授業であったと思います。
タブレットを35台。電子黒板を1台。それをつなぐソフトも安いものではありません。そう考えると、教室で一人1台のタブレット(iPadなど)の利用は魅力的ですが、もうすぐではないのかもしれません。次期のコンピュータ入れ替え等のタイミングでしょうか。
デジタルポスターセッションは、電子黒板での研究校の報告でした。電子黒板が各教室に、教室全員にタブレットが与えられている学校の報告でした。
少し、朝日町の学校の教室の近い未来の姿を想像できるようになりました。今回のようなICTをぜひ使いたいという先生方が多いと、学校も活気づくことでしょう。

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お子さんがiPod touchを欲しがるときは注意!

クリスマスが近づきました。朝日町の小中学校では、児童・生徒には、携帯電話・スマートフォン等は必要ないと考えています。保護者のご協力で、中学生の携帯電話・スマートフォン等の所持率は、ほぼ0で、子どもたちの学習や生活に安定した時間を確保できています。また、多くはネットを介した出会いによっての青少年の犯罪行為等も防ぐことができています。
ところで、最近のインターネットにかかわる環境は少し変わってきました。
○iPod touchは音楽再生プレーヤーですが、家庭で無線LANの環境があると、インターネットにも接続できますし、なんと電話も無料でかけることができます。スマートフォン用のアプリ「LINE」 は、電話やメールを無料でできるようにすることができます。iPod touchでは、iPhoneと同じようにアプリをダウンロードできるので、家庭内やWI-FIが使えるところでは電話もできますし、インターネットにもつなげるスマホと同じように使えます。
○最新のスマートフォンでは、「テザリング」という機能があるものもあります。このテザリング機能の付いたスマホは、無線のWI-FIルーターの代わりになり、外でも iPod touch等をインターネットにつなげ、LINEで電話やメールができるようにします。

☆iPod touchを持たせるということは、携帯電話、スマートフォンを持たせているのと同じです。子どもの使用状況、家庭でのルールを確立しないと、知らぬは親ばかりなりとなるかもしれません。音楽を聴くのなら、iPod touchでなくてもいいわけです。今、持たせる必要があるかから考えてみたいですね。

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学力向上推進委員会からの報告(リーフレット)【11/26】

今年度から始まった朝日町学力向上推進委員会の活動を終え、リーフレットを発行しました。ページ数の多い報告書を作成することもなく、委員会での話し合いの内容をお知らせする手段として、表裏1枚のリーフレットのみに集約しました。一読いただければ、ありがたいです。各学校では、「全国学力学習状況調査」の結果を生かした校内研修会を実施しています。その様子は、3学期に報告いただき、紹介いたします。

●学力向上推進委員会報告リーフレット その1 (11/26)

●学力向上推進委員会報告リーフレット その2 (11/26)


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SNSを知る研修会

生徒指導主事の研修会。情報教育研究調査員の研修会。この2つを一緒にするという、昨年度からの検案事項が、実現しました。生徒指導の懇談会を開催すると、近年はSNSを巡る問題が多く、もっと問題なのは、SNSの内実を我々教員が知らないということです。携帯電話からスマホに急激に変わったことで、携帯できるネットワークからのSNSへのつながりが深まっています。
この日は、さみさと小学校の4年生~6年生の授業を参加させていただき、その後、情報教育研究調査員会から
①アメーバ・ピグについて
②子どもたちがゲーム機でしていること
③LINEって何?
④twitter
⑤facebook
について、実際に1,2か月体験した様子を報告し、質問しながら、その実態について理解を深めました。

ネット社会と生徒指導は、見えないところでの人間関係が共に問題になりがちで、見えないところでも自己判断でつくる関係、つくらない関係を築いていける力が必要であることを確認しました。


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富山市での二瓶先生の研修会のご案内

筑波大学附属小学校の二瓶弘行先生と学ぶ「国語講座」が開催されます。

県内の若手教員が独自に開催される研修会です。こういう意欲が、富山の教育を支えます。
著名な二瓶先生の国語の世界を存分に味わってください。
「二瓶先生と学ぶ国語講座」

日時:平成24年12月1日(土)13:00~16:00
会場:県民会館612号室
参加費:1,000円(資料代)…当日、受付にて
日程

12:30~12:55 受付
12:55~13:00 開会行事
13:00~16:00 講座
16:00~16:15 閉会行事

参加人数:40名(多数の場合は、申込み順)
<申し込み先>
柳井 洋一郎 kokugo.tym@gmail.com「二瓶先生と学ぶ 国語講座」お世話係
【電子メール記入事項】

件名:「二瓶先生と学ぶ国語講座申し込み」と必ずご記入下さい。
本文:
1お名前
2ご所属
3ご住所と郵便番号
4万一の連絡先
・申し込みは電子メールでお願いします。メール受信後、折り返し受付確認の電子メールを お送りします。
・申し込み後、3日経っても返信がない場合は下記あてにお問い合わせ下さい。
差出側、受 付側のウィルス対策ソフトなどにより電子メールが届いていない可能性があります。
・締め切りは 11 月 25 日(日)です。以降は下記連絡先にお電話下さい。
・万一の緊急連絡先は、天候状況や交通機関の乱れなどにより、会の運営に変更が生じた場 合に緊急にお知らせするためのものです。
・この個人情報は、会の運営以外に使用しません。


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