2月11日に、富山大学で行われた富山県教育工学研究会主催の教育フォーラム「わかりやすい授業づくりのためのデジタル教科書活用」へ行ってきました。
高橋 純先生の趣旨説明、3つのデジタル教科書を使った授業の提案(模擬授業)、そして玉川大学教職大学院 教授の堀田龍也先生 の講演。運営のスマートさというか、論理的な展開という感が、さすがICTに慣れた主催者の研修会だと感じました。
堀田先生のご講演では、デジタル教科書が生まれてきた経緯を日本の教育の変化とを併せて、わかりやすくお話しいただきました。本町でもデジタル教科書の利用が検討されていますが、課題となりそうな点を昨日の研修会から挙げてみます。
○いつでも使える環境を。いつもあったら使う
○ICTを使った授業→ICTも使った授業 ICTは教室の環境に過ぎない
○情報の拡大=情報の制御(隠す)→考えさせる
○情報提示、発話、焦点化の3つのやりとり これまでと同じく、教師の構成力が重要
○端末を導入した授業を取り入れてくようになると、今まで以上に学習規律がしっかりしていないとできない
今、どこでも同じ課題が生まれているそうです。先日のデモ会でも感じたのですが、
○電子黒板とデジタル教科書のソフトの連動での不具合が全国共通の課題だそうです
次年度から、町内でもデジタル教科書が導入されれば、電子黒板、デジタル教科書を利用した授業が、町内小学校で見られますね。