平成29年度、最後の発行物である「朝日町教育センターだより 3月号」を先日発行いたしました。
佐竹校長の巻頭言、伊藤先生、上田先生、青嶋先生の所感、水島先生の内留で学んだこと、ライブラリー案内、各会合のまとめ等、充実した内容となっております。今年度のまとめとして、皆様にぜひ目を通していただけると幸いです。
投稿者「朝日町教育センター」のアーカイブ
教育センターだより 3月号 発行
H29年度 朝日町教育センターだより 6月号 10月号
巻頭言、新しく赴任してこられた先生の所感、今年度の研修に取り組む先生方の様子等を掲載しております。ぜひご覧ください。
朝日町教育センター視聴覚ライブラリーには、各教科、道徳、学級づくりのアイディアを示した教育図書や、人権教育に適した新作DVD、児童・生徒の防災教育に活用できる「減災アクションカードゲーム」等の学習教材も紹介しております。
ぜひ、朝日町教育センターのライブラリーをご利用ください。
先行実施の中で授業改善を目指せ!!小学校外国語活動
1月24日の外国語活動推進委員会では、今年度の本委員会における取組の成果と課題、次年度の方針について話し合いました。
今年度の取組の中でも、特に成果があった活動は、「外国語活動の公開授業」でした。推進委員会だけでなく、あさひ野小学校全員で授業構想について練り合い、工夫されていった授業は、今後の授業改善に向けてとても参考となるものだったという意見がたくさん出されました。
来年度からは、朝日町でも小学校外国語活動が3・4年生にも先行実施され、5・6年生の外国語活動の時数も15時間増えることが予定されています。この大きな教育の転換期。どう前向きに授業改善に取り組んでいけるかということが重要です。
そのために、外国語活動推進委員会は、来年度もこの朝日町の外国語活動を引っ張ってくれることでしょう。
1月12日 郷土教育教材開発研究調査員会のまとめ
郷土教育教材開発研究調査員会では、本年度の活動のまとめと、次年度への方針について具体的な話合いを行いました。
次年度は、以下のような方針で取り組み、更に郷土教材の開発・研究・活用に努めていくことを確認しました。
1 現地学習会の充実
(講師は、事前の研修会の内容を踏まえて、研究調査員が行う。)
2 郷土教材・資料等を活用した公開授業・模擬授業の実施
(指導案は、調査員全員で年度 当初から検討していく。)
3 「わたしたちの朝日町」「朝日町学年別校外学習一覧」の改訂
小・中・高の連携で、朝日町を「子育てNo.1の町」にしていこう
1月19日に朝日町小中高生徒指導連絡協議会が開かれました。本会では、今年度の各校で取り組んできた生徒指導への取組を交流するとともに、町として取り組んでいる挨拶運動のこと、オンラインゲームやSNS等の利用による危険性・依存症のこと、万引きなどの犯罪から守る取組等、具体的な事例を基に、有効な指導方法について話し合いました。
小中高で連携する生徒指導の取組は、朝日町だからこそできる大きなメリットです。
「朝日町で子供を育てる」
本会では、「発達段階に応じた連続性のある生徒指導」を来年度も協力して取り組んでいくことを確認しました。
1月17日 情報教育研究調査員会のまとめ
情報教育研究調査員会では、郷土教育教材開発研究調査員会と同様に、本年度の活動のまとめと、次年度への方針について具体的な話合いを行いました。
本年度は、特に町に購入していただいたタブレットを有効に活用することについて重点的に取り組み、成果を上げることができました。
次年度は、以下のような方針で取り組み、更にICT(タブレット)が児童生徒の学習活動に直接つながるように、実践につながる開発・研究・活用に努めていくことを確認しました。
(1) ICT(タブレット)を効果的に活用するための研修会及び授業研究等の実施
(2) 教員のニーズと現代的課題に応える情報教育研修会の企画・運営
(3) 情報モラルを育むための研修会等の実施
(4) 小学校段階におけるプログラミング教育に関する情報の提供
11月29日 教師力を高める互見授業の充実
11月29日(水)に、さみさと小学校に「授業の達人」事業で公開される授業を拝見しにお邪魔しました。その算数科の授業は、子供たちの関心・意欲が高まるストーリー式の問題提示、作業活動を取り入れた実感を伴う理解、グループ活動を取り入れた教え合いの活動、見に付けた力を実感する振り返りの工夫など大変よく練られており、指導の技(指導力)の高さを感じました。
さみさと小学校では、その日、なんと3つのクラスで互見授業が公開されており、お互いの授業のよさや課題点を指摘し合い改善方法を考える中で、教師力を高めていこうという「校内研修組織の素晴らしさ」を感じました。
12月1日 郷土教育研修会で授業研 初めての挑戦
12月1日(金)に郷土教育研修会が、さみさと小学校で開催されました。今年は、初めて郷土教材を実際に取り入れた公開授業を調査員代表が行い、その提案授業を基に、郷土教材の活用法について考えていこうという試みをいたしました。
5年1組の社会科の授業「これからの食糧生産とわたしたち」という単元で、あえて地元の朝日町の米づくりを教材として取り上げ、それを深く考えていく中で、「今後の日本の食糧生産」を身近なこととして捉え、考えてほしいという願いをもって取り組みました。
子供たちは、今までに経験した農業体験や農家の人へのインタビュー、1学期の稲作等の既習事項、また様々な資料(統計等)を基に、自分の意見の根拠を示しながら、意欲的に発表していました。農業の継続に対する問題点が多数出る中で、教師が「20年後、日本の農業がなくなってもいいの?」と問いかけると、すぐさま首を振り、今後どうしていけばよいか自分事として懸命に考える姿が見られました。
事後研修では、地域人材を発掘し実際に取材に行くといった体験活動の有効性、1学期の農業学習との違い、社会科の授業における郷土教材の取り上げ方に関して、成果と課題が活発に議論されました。
郷土教育教材開発研究調査員会の委員長は、「この貴重な取組を、はじめの一歩としてこれからより効果的な郷土教材の活用法や、新しい教材開発に取り組んでいくことが重要である。」と、今年度のまとめの活動が大切であることを示されました。
学力向上策として各校の取組を提案しよう
11月14日に行われた学力向上推進委員会が行われました。学力向上推進委員会では、本年度の全国学力・学習状況調査の結果や、各校の実態を基に、朝日町の子供たちに必要な学力・学習への関心・意欲・態度をいかに育てていったらよいかについて話し合っております。
本年度は、上記の調査や実態を基に、身に付けさせたい力をピックアップし、効果的な改善案を、各校の良い取組の中から見付け、提案する形をとることにしました。
<提案予定の実践>
① あさひ野小 ICT機器(ムーブノート等)の効果的な活用
② さみさと小 豊かな心を育てる「特別な教科 道徳」の充実
③ 朝日中 文字式や図形を論理的に考察し、表現する力の育成
これは、後日発行予定の「Rising Sun」でご紹介いたします。お楽しみに。