魚津地区教育センター協議会による今年度3つ目の講演会、「道徳に関する講演会」を行いました。
講師には、東京学芸大学教職大学院 教授 永田繁雄先生をお招きしました。演題は「心を育てる学校教育」、サブタイトルは「道徳の『特別の教科』化時代に私たちが取り組みたいこと」これは、今まさしく、どの先生方も学びたいと思っておられる事柄であり、タイムリーなタイトルだと思います。
先生からは、道徳の教科化が求められる背景や、「特別の教科 道徳」の目標及び内容と評価の在り方、さらには、「考え、議論する」道徳の授業を実践する際の考え方及び留意点等について、具体的な事例を通してご教授いただきました。
指導いただいた内容のひとつに、子供たちの「多面的・多角的思考」を育てるために、認め合い、磨き合う授業を推進することを示していただきました。そのためには、仮説を立てる、関連づける、論じる、説明する、身近な問題に適応する、振り返るなどの学習活動が重要になります。このことが確実に行われている授業が、私たちに求められるのだと思います。
「特別の教科 道徳」についての考え方と取り組みたい授業の形とをリンクさせながら指導していただいたので、とても分かり易い講演でした。講師の先生には感謝申し上げます。