理科教育講座 自然観察

理科教育講座(自然観察)中級コースに参加しました。県総合教育センター科学情報部の先生方を講師として、魚津市で行われました。

研修では、地学、生物について指導していただきました。

地層観察では、地層の剥ぎ取り標本を作りました。魚津市室田地区には、横縞模様がはっきりと見える地層があり、堆積によってできた土地のつくりを容易に理解することができます。この地層を剥ぎ取り標本模型にすることで、地層の学習に生かすことができます。朝日町の小学校には境川で採集したアンモナイトの化石標本があります。実物を見ることで、子供たちは自然の力に大きな魅力を感じていました。今回作成した剥ぎ取り標本も子供たちの学習に生きる教材になると思います。

動植物観察では、キク科のハルジオンやヒメジョオン、マメ科のカラスノエンドウなどを観察しました。さらに、谷戸の休耕田でハッチョウトンボを見ることができました。体長2㎝の小さなトンボです。気を付けないと見落してしまいます。体の赤色が鮮やかでした。

ハッチョウトンボ

ハッチョウトンボ

 

 

 

 

 

早月川河口付近で水生小動物の観察を行いました。カゲロウ、カワゲラ等の採取し、えらの位置を観察しました。これらは比較的きれいな川に住む昆虫です。富山県はどの市町村も清流と暮しとが密接しています。このことを子供たちには、自然観察を通して見つけてほしいと思いました。

魚津の自然観察を通して、理科指導のポイントや自然の魅力を学んだ実り多い研修会になりました。指導いただいた講師の先生方には感謝申し上げます。