第5回情報教育調査員会を行いました。今回は、講師の先生をお招きして、学習活動におけるタブレットの活用についてご指導いただきました。
先生には、タブレット端末導入の際の環境整備の重要性について、授業に生きる拡大提示や写真・動画等の活用方法について、さらに、タブレット端末やアプリを効果的に活用した授業の進め方と指導の留意点などについて、示唆いただきました。
この中でも特に、講師の先生が、分かりやすい授業づくりを目指して、タブレットを活用しておられる実践は大変参考になりました。一例を紹介します。
①国語科の俳句の学習では、児童が秋の季節に合った写真を選び、その写真を題材にしてタブレット上で俳句を作る。発表では、拡大提示をして見合うことができる。
②理科の実験を動画で撮影し、実験結果を後で確認することができる。
③体育科の走・器械運動等では、コマ送りや静止画のアプリを使って、児童が自分の動きを確かめながら練習することができる。
④ノートアプリを使うことで、作成したカードをつなげる、送り合う、発表するなど、児童が協働して学習することができる。
また、ICT機器は、分かりやすい授業のためのツールの1つとして利活用すること。そうすることで授業のねらいを達成し、子供の思考力、判断力、表現力等を育成することが大切だと示唆いただきました。
授業でのICT機器の活用は、これから更に教師の必要なスキルとなると考えます。ご指導いただいた講師の先生には、感謝申し上げます。