町の史跡や施設などの見学を通して、地域の歴史・文化への理解を深めることをねらいとして、朝日町現地学習会を行いました。
まず、「ものがたり宮崎太郎」について研修しました。講師の先生から、木曾義仲と宮崎太郎の関わりについて、歴史考証をもとにして、ご指導いただきました。また、宮崎城跡、北陸の宮墳墓、宮崎太郎墳墓の見学では、宮崎城が北陸道の要害の地であったことや北陸の宮が宮崎に居住された経緯をご指導いただきました。
朝日町は、宮崎太郎や木曾義仲が活躍した時代の山城や史跡があります。これらの歴史的遺産を通して、朝日町の歴史を児童生徒に伝えたいと思いました。
次に、朝日町の農業の取組のひとつである「チューリップ栽培」、「田んぼアート」について研修しました。講師の先生から、チューリップづくりの作業工程や工夫について、春の四重奏、田んぼアート等の制作の経緯等について、ご指導いただきました。
春の四重奏とは、チューリップと菜の花、桜、朝日岳の残雪が一望できる景観です。春先のこの景観は多くの人に親しまれています。チューリップの早生品種を導入して、桜の開花前には必ず咲いているようにしておられるというお話を伺いました。
「田んぼアート」は秋に向けて稲穂が育っていました。古代米や早生品種、晩生品種を使うことでデザインしているとのことでした。その景観は高台からでも十分楽しめましたが、上空からの景観はさぞかし見事だと思いました。
講師の先生からは、歴史、農業を通じて、町を想い、地域に貢献することが重要であることを示唆いただきました。講師の先生には感謝申し上げます。