今年度より、児童生徒の教育的ニーズに基づいた支援の在り方を研修し、教員としての資質の向上を図ることをねらいとして、特別支援教育研修会を始めました。
講師の先生からは、今の気になる子供の特徴について、いくつかの例を示していただきました。次に、この子供たちのための支援として、行動を強化するための関わり方と望ましくない行動を消去したい場合の関わり方を指導していただきました。
望ましい行動を強化するためには、「○○しない」という目標設定はせず、「○○しましょう」という目標を設定します。そして、望ましい行動は即、評価することが大切です。また、ほめられていることを視覚化すること、例えばまるやシールをあげることなどは効果があります。できたことは愛情をもってほめてあげるも大切です。
さらに、教育におけるユニバーサルデザインについて指導いただきました。目の前にいる困った子供に配慮する。そのことが他の子供の理解を助けることにつながる授業をつくることです。例えは、版書では後ろの席の子供でも読み取れる大きさの文字を書く。説明では一文一動詞の話をするなどです。
支援を要する子供だけでなく、全ての子供が分かる喜び学ぶ意義を実感できるための支援を示唆いただいた研修会になりました。ご指導をいただいた講師の先生には感謝申し上げます。